トイプードルって、やんちゃなで暴れん坊なのね。
犬を育てるのがこんなに大変だとは知らなかったわ。
ノイローゼになりそう。
トイプードルは元々人の為に働く犬だったんだよ。
だからとても賢いと同時に、活発で元気な子が多いんだ。
やんちゃで動き回るのが好きな子もたくさんいるよ。
トイプードルが家にきてから、何だかとっても疲れている、いつも神経を使っていると感じている方も多いのではないでしょうか?
鳴き声が気になって眠れない。
愛犬のトイレの失敗でストレスを感じる・・・。
育児ノイローゼという言葉はよく耳にすると思いますが、現在、育犬ノイローゼという言葉も注目されています。
育犬ノイローゼになる前に、知っていただきたいことをまとめました。
トイプードルという犬を知る
トイプードルという犬に対して皆さんはどうゆうイメージを持っていますか?
小さくて、ふわふわしてて、とても可愛くて、私たちが守ってあげないと!
そんな風に考えている方も多いと思います。
でも、実際にトイプードルを飼育すると・・・
- こんなに吠えるの⁉
- ハイパーすぎてこっちがヘトヘト。
- トイプードルって想像以上に育てるのが大変な犬。
- 暴れん坊でやんちゃ。
と驚かれるのではないでしょうか。
プードルは元々、猟犬等人の為に働く犬でした。
ですから、大人しくて守ってあげないといけない子ではなく、活発で元気いっぱい、賢いからこそ人間がバカにされないようにしつけをしていかないと、大変な暴君になる可能性も秘めているのです。
可愛いイメージのみで、トイプードルを飼い始めると、理想と現実のギャップが原因でノイローゼになってしまう可能性があるので気を付けましょう。
まずは、どんな特性のある犬なのか勉強するのも大切です。
体は小さいけど元気いっぱいなんだ!
遊んでくれないとストレスが溜まって問題行動しちゃうかも・・・。
犬育てに疲れてしまった人がなる育犬ノイローゼとは
育犬ノイローゼとはそもそもどういったもので、何故なるのでしょうか?
また、育犬ノイローゼになりやすい人には何か特徴があるのでしょうか?
まとめてみました。
主な症状は、育児ノイローゼ等のノイローゼと同じような症状が現れます。
育犬ノイローゼは、問題行動だったり、介護等が原因となることもあります。
主な原因は下記の通りです。
育犬ノイローゼは、愛犬への愛情を強く持つ人がなりなすいといえます。
下記の通り特徴をまとめました。
育犬ノイローゼになる前に
トイプードルを家族に迎えることはとても素晴らしいことです。
しかし、想像以上にトイプードルを育てるのは手がかかります。
可愛いだけではないことを知っておかなくてはいけません。
- 毎日のお世話がトイプードルが生きている限り続くこと(少なくとも10年)
- しつけをしなくてはいけないこと
- お金がかかること(ドッグフード、ワクチン、薬、トリミング代等)
- 命に責任を持つこと
まだまだたくさんありますが、しっかりと決意を持たなくてはいけません。
決意を持たずに飼育すれば、愛犬も自分自身も不幸になります。
また、トイプードルとの生活で精神的に余裕をもつこと、楽しむことも大切です。
育犬ノイローゼになってしまう方の中には、こうでなければいけない!という信念や極度の心配性の方もいます。そういった方が忘れがちなのは、楽しむことです。
愛犬と向き合っているようで、実はマニュアルや人の言葉に左右され、全く向き合っていないことはありませんか?自分の考えを愛犬に押し付けていませんか?愛犬のことをちゃんと見ていますか?
楽しむことを忘れてしまったり、しつけやお世話のハードルを高くしてしまい自分で自分を追い込んでしまうことのないように、一度立ち止まってみて下さい。
周りに相談できる友人を作っておくのもいいかもしれません。
育犬ノイローゼ体験談
育犬ノイローゼは誰でもなってしまう可能性のあることです。
実際に、知人が体験した話を紹介します。
一生懸命だったお世話としつけ
真面目なAさんは、普段からブラッシング等のお手入れも欠かさず、愛犬との関係性もよく考え、ドッグスポーツクラブや、しつけ教室にも通いとても熱心に愛犬を育てていました。
しかし、久々に会ったAさんは寝不足で、痩せてしまった上に円形脱毛まで作っていたのです。
同じしつけ教室に通っていた犬たちと愛犬を比べて、しつけに完璧を求め、更に心配性だったAさん。
自分自身を追い込んでしまった結果、育犬ノイローゼになってしまったのです。
幸いAさんの周りには兄弟犬を飼育している仲間や相談出来る人がたくさんいました。
Aさんは、自分も愛犬もしつけもドッグスポーツも楽しめなくなっていることを打ち明けます。
「何故、自分の愛犬は楽しそうにしつけやドッグスポーツをやってくれないのだろう?自分だけ一生懸命で、愛犬から無視されている気持ちになる。」
友人は、Aさんと愛犬について感じていることを伝えました。
「飼い主さんが楽しんでいないと、愛犬も楽しくなくなっちゃうよ。」
「Aさんが一生懸命なのはいいことだけど、必死になりすぎてAさんの愛犬はプレッシャーを感じてる。初めから完璧なんて有り得ないから、出来るようになるまでの工程を楽しむのが大事だよ。」
また、しつけの進み具合についての不安もAさんは打ち明けます。
「うちの子だけ、しつけが進んでいない。置いて行かれてしまってる気がする。」
それに関しても友人たちは励ましました。
「うちの子も初めは全然ゆうこと聞かなかったよ。それに、うちの子は確かに出来ることが多くなってきたけど、Aさんの愛犬が出来ることで、うちの子はまだ出来ないんこともあるんだよ。」
友人の言葉を聞いている内に、常に焦って愛犬との生活をしていたことに気づき、もっと気持ちに余裕をもってドッグライフを送ろうと考えるように変化していきます。
真面目で一生懸命だったことで、育犬ノイローゼに繋がってしまったAさんでしたが、周りの人に相談して客観的に自分を見つめ直したことをきっかけに克服しました。
愛犬をいい子に育てないと!という気持ちや、愛犬に対する愛情は大切です。
ですが、人間側の気持ちを押し付けてばかりでは上手くいきません。
Aさんのように、躓いた時に相談出来る相手がいるというのは、大切なことですね。
甘やかしと愛情
トイプードルの女の子を飼育していたBさん一家。
家族全員でとても可愛がっていたのですが、可愛いが為に甘やかし続けた結果、愛犬は家族で一番のボスになってしまったのです。
自分の要求が通るまで吠え続ける、抱っこしたりリードを付けようとすると唸るのでリードさえ付けられない、家中好きな場所でトイレをする、挙句の果てには気に入らないことがあればすぐに噛みついてしまうようになりました。
子供にも噛みついてしまい、Bさんはついに育犬ノイローゼに。
噛んでしまうので怖くて触れなくなってしまったBさんは訓練所に相談しました。
訓練所では、ボスになってしまった愛犬と家族との関係の改善を中心に行いながら、基本的なトイレのしつけ等を練習しました。
当初は、訓練士さんの言うことは聞くのに、自分のことを完全無視する姿にショックを受け、やる気をなくしてしまったこともありました。
訓練士
「これまで2年間も自由にしてきたトイプードル。2年かけて作り上げられたことを、たったの1~2カ月で直そうとするのは無理ですよ。でも、飼い主さんがこれではダメだと思って頑張っていることが素晴らしいのだから、愛犬とご家族の為に一緒に頑張りましょう。必ず良くなります。」
訓練士さんの言葉を胸に必死に頑張ったBさん。
呼んでも振り返ってくれない状態だった愛犬を、必死に呼び込む練習から始まり、触ると噛んでいた愛犬を触れるように練習。
更にレベルアップし抱っこの練習。
お座りや伏せ、ハウスの練習や、トイレの練習もしました。
出来ることが増えてくる度に、自信がついて愛犬と一緒に何かに挑戦することが楽しくなったといいます。
訓練所は半年で卒業し、その後もケアの為にたまにしつけ教室へ通っているそうです。
卒業後は、噛むこともなくなり、抱っこしたりリードを付けたりも出来るようになりました。
愛情たっぷり育てていたつもりだったけど、ただの甘やかしだったんだと気づいたBさん一家。訓練所で教えてもらったことを忘れないように愛犬との生活を楽しんでいます。
甘やかしと愛情を取り違えることなく、小さい頃からしつけを行うことはやはり大切なことですね。
しつけをしていれば、悩まされることもなかった些細なことが、噛むという大きなことに繋がっていきます。
しつけと一言で言っても、どうしていいか分からないこともたくさんあります。
そんな時は、Bさん一家のように、プロの方へ相談するのも必要な事です。
まとめ
トイプードルはとても愛らしい見た目の犬ですが、実はとても活発で元気いっぱいな犬種です。
だからこそ、そのギャップ知らずに飼いはじめ大変な思いをする方も多くいます。
ノイローゼになる方もいます。
トイプードルと楽しい生活を送る為に、犬種の特性をよく知り、しつけをしっかりとすることが大切です。
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