トイプードルを飼い始めたんだけど、家の中がグチャグチャになってもう大変だよ〜!
あはは・・・本能的なところもあるから、あんまり怒らないであげてほしいな。
小さくて愛くるしいトイプードルですが、その身体には似合わずとても、とっても、元気な犬種。家の中を走り回るだけにとどまらず、気づけばあちこちで悪さをした跡がある、なんてことも珍しくはありません。
今回は、トイプードルのイタズラにどう付き合っていけばいいかについて、イタズラの具体例を挙げながら対策をまとめていきます。
トイプードルによるイタズラ被害例
コジロウのお友達のぶん太くん(赤毛のトイプードルです!)のお宅で伺ってみると、結構なご苦労が見えてきました・・・
トイレシート噛み噛み事件
普段はおりこうにトイレをするはずなのですが、ある日突然トイレシートがズタズタに噛み切られた状態になっているのを発見!
実際に噛んでいる現場には立ち会っていなかったので、誤飲したかどうか分かりませんが、二重の意味で大変でした・・・
ビリビリに破れるの楽しい! じゃあ、片付けはよろしく~
裾袖噛み噛み事件
噛み噛みに共通するいたずらで、頻繁にやられがちです。
愛犬を無視してテレビなどに集中していたり、お昼寝をしていたりしていると、いつの間にかスボンの裾やシャツの袖を噛み噛みされるのです。もちろん、タダで済むわけもなく、いくつもの洋服が犠牲になったそうです。
ママさんのパジャマとパパさんのジャージをやっつけたよ。もっと歯ごたえのあるもの持ってこーい!
わざとトイレ失敗事件
これが一番驚いたのですが、飼い主さんが愛犬をほったらかしにしていると、わざと壁や床にオシッコをするのだとか!
もちろん、トイレはキチンと覚えています。それでいながら、あえて失敗するんです。飼い主を困らせようとするために、まさかここまでするとは・・・
お友達の飼い主さんいわく、「ウチの子は、だいたい3歳くらいの子供と同じ知能がある気がする」とのこと。確かにそうとしか考えられない賢さ(?)です・・・
ボクを無視するなんてありえない。ボクだって家族の一員だぞ、仲間に入れろー!
ボクもよくやるよ!
失敗するとかまってくれるからね!
イタズラに隠された愛犬の本音
お話を伺って気付かされたのは、愛犬だって感情があって、色々と思うところがあるんだろうなぁということです。
我々人間は、どうしても人間とその他の動物というふうに考えがちですが、そこに違いなんてものはなくて、みんな生き物で思うところはあるような気がするのです。
なので、イタズラになにかしらのメッセージ性を感じざるを得ません。
「ボクを無視しないでほしい。」
そして、ひいては、遊んでほしいだったり、散歩に連れて行ってほしいだったり、飼い主一家の仲間に入れてほしかったりするのです。
それから、飼い主に何かを伝えたいときにも、いたずらが発生しがちな気がします。
「ボクの体調がなんだかおかしいよ。」
いままで出来ていたことが急に出来なくなった場合は、まず何かあるとふんで、愛犬をよくよく観察したほうが良さそうです。病気がある場合もあるかもしれませんし、運動不足でイライラしているかもしれません。
イタズラを止めさせるには?
イタズラには愛犬の隠された本音があるかもしれないと分かっていれば、対策はいくつかあると思います。
要は、愛犬の先手を打つ、ということです。
散歩に連れて行く
定期的に連れて行っている場合は、できるだけそのルーティンを崩さないといいかもしれませんね。
愛犬が散歩のタイミングを覚えている場合がありますから、ガッカリさせてしまうことでいたずらに走るのを防ぐことができます。
愛犬を家族の輪に入れる
ずっと愛犬の話をしていろ、というわけではなく、何をするにしても、愛犬を家族の一員として含めるということです。
たとえば、キッチンカウンター越しに話をする場合、愛犬を抱えて目線を合わすなどです。
通院はしっかりと
動物病院での定期健診や、各種ワクチン接種などは、忘れずにしっかり行いましょう。
いたずら防止以前の問題ではありますが・・・
イタズラされでも大丈夫な環境づくり
愛犬のイタズラ自体をやめさせることができれば、御の字ではありますが、なかなかそうならないのが現実です。
そうとなれば、逆に飼い主側が愛犬のいたずらをドンと受け止めるのはいかがでしょうか?
コレがああなっては困る!というポイントがあると思いますから、それを徹底的に排除していきましょう。
かじられたくない物は遠くへ!
ティッシュの箱やリモコン、犬が誤飲しては危険な物などなどなど・・・そういったものたちは、愛犬の足と口が届かない遠くに置くようにするのはいかがでしょうか。
高い場所に置いたり、机の中央に置いたり、壁の高いところに固定したり・・・いろいろと対策はできそうですね。
どうしてもかじられる場合は、そのものを保護を!
それでも床に置かざるを得ないものもあると思います。各種コードの類や、カーペット、椅子や机の足などなどなど・・・
そういった場合は、愛犬に危険が及ばないように、そのものをシリコンやビニールなどの保護する素材で包んでみてはいかがでしょうか。
あるいは、いたずら上等・買い替えを覚悟するという割り切る方法もありますが・・・それは飼い主さんのご判断次第ですね。
いっそのこと、躾け直し!
どうしても我慢ならない!家が壊れる!住宅ローンがまだ20年は残ってるんだ!というような危機迫る場合は、いっそのこと専門のトレーナーさんに愛犬をお預けして、いたずらを止めるようにトレーニングするという方法もあるかと思います。
愛犬と一緒に飼い主さんも犬を飼うということはどういうことなのかを学びつつ、新しい関係を築くことができればいいですね。
まとめ
愛犬のイタズラと字面だけ見れば可愛らしく思えますが、忙しない現代人の生活の中に突然降りかかるいたずら・・・いくら愛犬とはいえ、本気で怒鳴りたくなる気持ちが湧き上がっても不思議ではありません。
しかし、愛犬も愛犬で、飼い主さんだからこそ伝えたいことがあるかもしれませんよ。
怒るのは程々にしていただいて、愛犬をよくよく観察してみてくださいね。
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