愛犬が噛み癖や無駄吠えとか問題行動を注意しても、「あっそ」という感じで効果がないのよね。私って愛犬から下に見られているのかしら?信頼関係築けていない感じがするのだけど・・・。
愛犬との親愛関係をきちんと築けていると問題行動の防止の他に、毎日の暮らしがより楽しくなりますよ!
トイプードルに限らず、愛犬との生活の中で愛犬との信頼関係は重要です。信頼関係を築けている事で、噛み癖等の問題行動を防止することができます。
しかし、「いざ、信頼関係を築こう!」と思っても簡単に築くことはできません。人間だって相手と信頼関係を築くのに時間がかかるのと同じです。まず、相手に信用してもらわなければ始まりません。
今回は、トイプードルとの信頼関係の築き方や信頼関係が築けているかのチェック項目などを紹介します。
信頼関係のチェック項目
犬は信頼している人にしか見せない表情や行動があります。初対面の人にお腹を見せたり思いっきり笑顔で笑いかけたりしないでしょう?(警戒心なく笑いかける子もいますが・・・)
愛犬の行動や表情などからきちんと信頼関係を築けているのかのチェック項目を紹介します。
愛犬とアイコンタクトできている
初対面の人など知らない人を見つめるのは警戒心により相手を観察していますが、飼い主の場合、「飼い主に甘えたい/大好き」などといった愛情表現の意味があるそうです。
犬にとってのアイコンタクトはコミュニケーションの一つです。愛犬から見つめられていあたら見つめ返して思いっきり撫でてあげるなどのスキンシップを取りましょう(笑)
体を触らせてくれる
犬は気を許していない相手には体を触らせません。逆に犬から信頼や気を許せる相手と認められていれば体を触らせてくれます。
特に、足先や口元は犬にとっては武器であり敏感な場所でもあるので、触っても嫌がらなければ信頼してくれていると思っていいでしょう。
体に触れる事を許してもらっていれば、手入れもスムーズに行えて病気の早期発見にも繋がります。
体をくっつけてくれる
体やお尻をくっつけて寝てくれるのは、完全に信頼してくれている証拠です。犬にとってお尻をくっつけるのは、相手に急所である背中を見せているのと同じです。
散歩中にリーダーウォークができている
リーダーウォークとは、散歩中に飼い主の足元にくっついて歩いていることです。
リーダーウォークが出来ていると、信頼関係が築けている事の他に、散歩中の不慮の事故を防ぐことにも繋がります。
さらに、散歩中に嬉しそうな顔をしながら飼い主を見つめて歩いているのは、より深く信頼関係が築けていると言えますね。
お腹を素直に見せてくれる
犬にとってお腹は急所に当たる部分なので、信頼している相手ではないと見せる事はありません。
飼い主の傍でお腹を見せて甘えてくるのは、飼い主の傍で安心してリラックスできるという証拠でもあります。
甘えている事の他に、「降参しています」という飼い主への服従の意味もあり、こちらも信頼している証拠です。
話を聞いてくれる
犬は、人間の言葉を話す事はできないが、飼い主の言葉を理解できます。一言一句は難しいですが、「散歩」や「ご飯」などの日常的に聞きなれている単語は理解できます。
飼い主の話を聞こうと耳を傾けるなど一生懸命聞こうとする仕草をします。話を聞こうとする仕草は「飼い主の声をちゃんと聞きたい」という気持ちの表れでもあります。
信頼関係の回復の方法
何かしらの出来事で、愛犬との信頼関係が失われた場合、簡単に信頼関係を取り戻すのは難しいです。
一度失った信頼関係を取り戻すには、根気よく愛犬と向き合ってあげることです。それには、飼い主の気持ちが大事です。「もう無理だ」「どうでもいいや」と信頼回復をあきらめてしまう人は、飼い主失格です。
信頼関係を回復するには、「愛犬にとって嫌な事」と「信頼関係が失われた原因」・「愛犬の気持ち」を理解してあげる事から始めてください。
この3つをきちんと考えれば、信頼関係を回復する対処法も見えてきます。また、信頼関係を失う事になった原因を取り除けば信頼を取り戻せることもできるかもしれません。
原因を見つけてすぐに、いつも通りの態度で愛犬と触れ合うのはNGです。信頼関係が失われた後の愛犬は、飼い主に対して警戒心を抱いているので、初めて愛犬と会った時のように優しい声掛けとスキンシップを心掛けましょう。
信頼関係はすぐに取り戻せません。中々、信頼関係が取り戻せない事にイライラしてしまい、強行突破する飼い主もいるでしょう。無理に歩み寄ろうとすると、逆に愛犬に警戒心やストレスとを与えてしまい、さらに信頼回復に時間がかかってしまいます。
ゆっくりと時間をかけて愛犬のペースに合わせて信頼関係を築いてくのが大事です。
また、信頼関係が築けず愛犬の問題行動が増えてしまっても、叱らず愛犬がお利口な事をしたら大げさなくらい褒めてあげましょう。褒める事で、愛犬も飼い主に対して信頼を寄せるようになります。
信頼関係の作り方
信頼関係の作り方を紹介します。
常に褒めるようにする
犬にとって嬉しいことは、飼い主から褒められる事です。信頼関係を築いていく上で、褒める事は重要な事です。
褒める事で愛犬も、「良いことする=褒められる」と認識し、訓練やしつけなどに対して苦痛に感じる事無くこなせるようになります。
よく、「よし、できた」とあっさりと褒める人がいますが、あっさりと褒めるのではなく「おりこうさんだね!偉いよ!」と思いっきり褒めてあげましょう。
愛犬とのスキンシップの時間を増やす
褒める事の次に愛犬とのスキンシップを増やすことも大事です。優しく撫でる/抱っこ/おもちゃで遊ぶなど愛犬が求めてきたことに応えてあげて、飼い主も愛犬と積極的にスキンシップを取りましょう。
愛犬とのスキンシップ時間を作れるように行動するように意識してください。
諦めない
中々信頼関係は築けません。関係を築けないことに諦めてしまう人もいますが、一度諦めてしまうと一生愛犬と信頼関係を築くことなく楽しくない生活を過ごすことになってしまいます。
また、信頼関係が築けていないと無駄吠えや噛み癖などの問題行動が増えてしまうのであきらめずに、愛犬との信頼関係を築いてください。
愛情をたくさん注ぐ
愛犬に毎日たくさんの愛情を注いであげてください。毎日ご飯/散歩/スキンシップ/優しく名前を呼ぶ/遊ぶ事を大切にする事で、愛犬も「この人は信頼できる/この人といると楽しい」と感じて、信頼関係が自然と築かれていきます。
過干渉禁物
愛犬の可愛さから過干渉になりがちですが、犬も人間のように自分だけの時間が欲しいと思う時があります。
可愛さゆえに愛犬の要求に応えてしまう事がありますが、要求の度に応えてあげてしまうと主導権が愛犬になってしまうので、断る時はしっかりと断りましょう。
愛犬に要求に応えられない時もある事を覚えてもらう事も大事です。
メリハリをつける
愛犬が悪いことをした時は、きっちりと叱り、お利口な事をした時は思いっきり褒めてあげるといったメリハリをつける事が大事です。
叱る時に可愛さゆえに、ニコニコしながら叱る人がいますが、しっかり叱らないと犬も悪いことをしたことを理解できず、逆に「笑いながら自分の行動を阻止してくる」と思ってしまい、飼い主に不信感を抱いてしまうかもしれません。
まとめ
愛犬と信頼関係を築くには、諦めない事と愛犬の事を理解してあげる事が大事です。愛犬の気持ちに寄り添わずに関係を築こうとすれば、逆に愛犬に警戒心や不信感を抱かせてしまいます。
愛犬が自然と飼い主の事を信頼できるように、愛犬のペースに合わせて徐々に信頼関係を築いていくようにしましょう。急ぎや無理は禁物です。
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