愛犬のトイプードルがいつまでもぬいぐるみを噛み続けて心配になることはありませんか?
ワンちゃんは「噛むことが大好き」とは知っているけど一心不乱にぬいぐるみを噛んでて「大丈夫なのかな?
ぬいぐるみを噛むのだって、僕にとっては理由があってのことなんだよ。。。
そもそもトイプードルはなぜぬいぐるみを噛むのか、噛むことは良いことなのか、いけないことなのか、ぬいぐるみを噛むことへの対応方法についてまとめました。
トイプードルはなぜぬいぐるみを噛むの
狩猟本能が残っている為、ぬいぐるみをかんだり、獲物を捕らえるような遊び方をします。
目の前の狩猟の対象になりそうな物を噛む動物なのです。
ぬいぐるみで遊んでいるうちに興奮してくると「ウー」と唸り声をあげたり本気モードで噛むこともあります。これは狩猟モードが高まって興奮している状態です。
人間の幼稚園児もヒーローごっこをしていると迫真の動きをするのと一緒です。犬らしいことで問題ありません。
ぬいぐるみ対して特別な愛着を感じて噛むことがあります。この特別な愛着を感じていることを転位行動と呼びます。ウールサッキングとも言います。
生後半年程度までの間にぬいぐるみを与えて遊ばせているなどの原因で起きることがあります。
自然界の動物は本来は無生物に対し特殊な愛情は持ちません。しかし飼い犬の場合はぬいぐるみなど無生物に対して愛着を持つことがあります。その結果、ぬいぐるみをいつまでも噛むことがあります。
ストレスが溜まっていてぬいぐるみを噛んでいる。
トイプードルも当然、不快なことに対してストレスを感じます。ストレスの発散はさまざまな形で表現されます。ぬいぐるみを噛む事でストレスを発散させている場合があります。
楽しく遊んでいるだけなら全然オッケーですがストレス発散によって噛んでいる場合は注意が必要です。
トイプードルの表情を注意深く観察します。「楽しんでいそう」「怒っていそう」といった犬の感情面を意識して観察します。ぬいぐるみだけで遊んでいる時ならまだしも家具を噛んだり威嚇の唸り声が激しいならストレスを抱えているのかもしれません。
犬のストレスといえば分離分離不安症があげられます。これは飼い主さんと離れることを極端に嫌がる症状です。一緒にいるときは穏やかなのに、離れると様子がおかしいなら分離不安症の疑いがあります。
トイプードルがぬいぐるみを噛むのは良いこと?悪いこと?
まずトイプードルがぬいぐるみやおもちゃを噛むのは犬として「普通のこと」です。良いか悪いかで言えば「良いこと」です。
人間が笑ったり怒ったり喜怒哀楽を表現するのは「普通のこと」ですね。どちらかと言えば、感情豊かで人としてよい事ともいえそうです。しかしどんな場面でも笑っていたらどうでしょう?周りの人から「何かストレスがあるの?」「あの人、大丈夫?」と思われます。
トイプードルのぬいぐるみを噛むのも同じです。つまり通常の頻度、様子で噛んでいる場合はよいのですが「あれ、なんかおかしいな」と思うような様子の場合は、ストレスを抱えていないか観察します。
また、ぬいぐるみを噛むのはOKですが、噛む対象がぬいぐるみやおもちゃ以外にまで広がっていないかをチェックします。
家具やマットなどを噛んでいませんか?噛んではダメな物を噛ませていると「家の中のものは噛んでもいい」と間違った解釈をしてしまうことがあります。噛みトラブルにつながりかねませんので「噛んでよいもの」「噛んだらだらダメなもの」を明確にします。
トイプードルがぬいぐるみを噛むのを減らす方法
トイプードルがいつまでもぬいぐるみを噛む原因をまずは見つけましょう。基本的には噛む原因に応じた対策をとることで執拗に噛むのを減らせます。
大原則としては「動物としての基本的欲求を満たしてあげる」ことです。
具体的には快適な住処、規則ただしい栄養のある食事。社会性を学ぶための散歩。適度な運動である散歩や遊び。飼い主や家族からの愛情たっぷりのコミュニケーション。
上記を行うことでトイプードルのストレスはだいぶ少なくなります。人間のように「高級住宅にすみたい」「上司が無能でむかつく」といった物欲ストレスはトイプードルは持ちませんから「動物としての基本的欲求を満たしてあげる」ことで精神状態はかなりよくなります。
トイプードルがぬいぐるみを噛んでブンブンやっているからと取り上げるのはNGです。
NGな理由はトイプードルは本能として、もしくは楽しくてぬいぐるみを噛んでいます。それにもかかわらずぬいぐるみを取り上げてしまうとトイプードルはエネルギーを発散する手段がなくなってしまいます。その結果ぬいぐるみを噛めないことがストレスになってしまいます。
それではどうしてあげれば良いかと言えば外で思いっきり遊ばせてあげるしっかり散歩させてあげる家の中であってもコマンドをやらせたりひっぱりごっこ遊びをしたり犬と触れ合いながらコミュニケーション取りながら遊んであげるということです。
おもちゃで遊んでいるうちに興奮し、近づいてきた人間を噛んでしまうことは絶対にダメです。興奮した場合でもいつもの冷静な状態に戻れるよう基本的なコマンドをしっかり覚えさせます。「おすわり」「待て」を完璧にしつければ興奮状態でも我に返ることができます。
まとめ
今回は 「トイプードルがぬいぐるみを噛む理由は?ぬいぐるみの噛み癖を減らすには?」をご紹介しました。
トイプードルがいつまでもぬいぐるみを噛むのは心配になりますが、動物としての狩猟本能があるので致し方ない部分があります。
飼い犬で幼い頃からぬいぐるみと共に育ってきたトイプードルは特別な愛着をぬいぐるみに感じて噛んでいることもあります。
その他にもストレスが溜まってしまいストレス発散の場としてぬいぐるみを噛むこともあります。
ストレスで噛んでいる時にはそのストレスをとるケアをしてあげます。
とはいっても、 トイプードルにとって一番の嬉しいこと(ストレス発散)は飼い主さんの目一杯の愛情を注がれながら生活することです。
愛犬のトイプードルがぬいぐるみを噛み続けていることがあった際には、よく観察して対応してあげてください。
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