うちの子、食が細いからドッグフードがいつも余るなぁ。
すぐ満腹になっちゃうのは仕方ない!しっかり保存しといてね。
高品質のドッグフードを大きい袋でなるべく安く買ったのに、愛犬の食が細いと賞味期限内に使い切れませんよね。
場合によってはカビが生えたりしてドッグフードが無駄になります。
食べきれないから小さめの袋で買っているものの、大きい袋で買うより割高…
日持ちする保存方法があるのなら、大きい袋で安く買って保存するに限ります!
この記事では、ドッグフードの冷凍保存の方法と冷凍保存の注意点をご紹介致します!
ドッグフードの種類は3種類あるので、分からない方はこちらの記事からどうぞ♪
トリマー北里のプロフィール
- トリマー経験5年以上
- 動物病院での勤務経験あり
ドッグフードの基本の保管方法と期限
基本の保管方法を守ることによって、フードの品質を損なうことなく愛犬に与えることができます。
冷凍と比べて日持ちしないので、フード1袋を期限内に食べ切ることが出来る場合におすすめです。
ドライフードの保管方法
ドライフードは、通常は高温多湿と直射日光を避けた常温保存で保管しましょう。
また、出来るだけ温度の変化が少ない場所で密封性の高い容器に入れると、より長持ちします。
保存期間はフードにより変わりますが、1ヶ月以内を目安に使い切りましょう。
詳しくは、それぞれのフードのパッケージに記載されている保存期間を参照にしてください。
半生(セミモイスト・ソフトドライ)フードの保管方法
半生フードの保存方法は、冷蔵保存がおすすめです。
保存期間は、数日〜2週間程です。
フードに含まれている水分量によって保存期間にバラつきがあり、水分量が35%の物は数日で使い切りましょう。
また、電子レンジによる加熱を行うとフード内の水分が蒸発し、セミモイストである意味が無くなるので、電子レンジでの加熱は避けましょう。
ウェットフードの保管方法
基本の保存方法は冷蔵保存です。
ウェットフードは、他のタイプと比べると保存期間が短くなっています。
理由としては、水分量が多いためカビや雑菌が繁殖しやすくなっている為です。
冷蔵保存の場合は、当日〜翌日までに使い切りましょう。
ドッグフードの冷凍保存での保管方法と期限
冷凍保存の際には、ラップやジップロックに入れて小分けにして保管することで、1食分の量ずつ保管することが出来ます。
また、通常の保存方法よりも長持ちさせることが出来ます。
いつも期限を過ぎてもドッグフードが余ってしまう場合におすすめです。
ドライフードの冷凍保存
ドライフードを冷凍保存する場合は、保存期間は3ヶ月以内にしましょう。
解凍は、袋に入れたまま常温による自然解凍がおすすめです。
そして、しっかりフードの温度が常温になったのを確認してから袋から出しましょう。
半生(セミモイスト・ソフトドライ)フードの冷凍保存
半生フードを冷凍保存した場合、保存期間は1ヶ月前後にしましょう。
商品によって水分量が違うため、冷凍保存の期間にもバラつきがあります。
水分量35%のものであれば3週間以内、水分量が25%の物でも1ヶ月半以内には使い切りましょう。
ウェットフードの冷凍保存
ウェットフードを冷凍保存した場合、保存期間は2週間以内にしましょう。
短いように思われるかもしれませんが、元々水分量の多いウェットフードは、あまり保存に適していません。
中には分離等の原因になるため、冷凍不可のウェットフードもあるので、購入の際にしっかり確認しておきましょう。
解凍の際には、冷蔵庫に入れての自然解凍か流水による解凍をおすすめします。
電子レンジで解凍すると、加熱にムラができ、加熱のしすぎで匂いが変わり愛犬が食べなくなる場合があるためです。
ドッグフードの冷凍保存での注意点
冷凍保存の際には注意点があります。
パッケージに書いてある通常の保管方法とは違う保管方法になるので、注意点もしっかり把握しておきましょう。
品質が落ちる可能性がある
冷凍保存の際には、冷凍庫を開ける必要があります。
しかし、冷凍庫を開ける回数や時間が増えるほどに冷凍庫内の温度が上がってしまいます。
冷凍庫内の温度が上下しすぎると、フードやその他の食品が”冷凍焼け”して品質が落ちてしまいます。
冷凍庫を開ける頻度や時間は極力減らしましょう。
こ個体差によって食いつきに差が出る
愛犬が敏感な場合、冷凍後に解凍したフードと、通常の保管方法をしたフードの違いが分かってしまいます。
冷凍していたフードがお気に召さない場合、食べない可能性がありますので注意が必要です。
珍しいケースですが、冷凍後に解凍したフードの方が好きな子もたまに居ます。
冷凍したとしても期限はある
意外と多い勘違いですが、冷凍保存=永久的に保存可能と思っていらっしゃる方が居ます。
あくまで冷凍保存は、致命的な劣化を遅らせる手段です。
冷凍保存中も少しずつ品質は落ちていきますし、その分愛犬の食いつきにも影響してくるので、出来るだけ早めに使い切りましょう。
まとめ
ドッグフードの期限を延ばすための冷凍保存。
特に無添加のドッグフードは期限が短いので、愛犬が食べきれないというケースはよくあります。
せっかく愛犬の体を考えて無添加や高品質のフードにしても、食べきれなくてはもったいないですよね。
フードのタイプ別の保存方法と保存期間や注意点をしっかり理解して、より効率的に愛犬に健康になってもらいましょう!
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