うちの子いつもチャイムが鳴ったとたんにすごく吠えるのよ。来客の方になんだか申し訳なくて・・・
チャイム音に敏感な子なんだね。
吠えなくなるようにトレーニングする事も可能だよ
トイプードルはとても頭が賢い犬です。
チャイム音がすると、「知らない誰かがやってきた!」と姿は見えなくてもわかるのです。
そのため、本能的な行動と言えます。
とはいえ毎回毎回チャイムが鳴るたびに吠えるのもうるさいし、前にも会ったことのある来客ならさらに申し訳なくなりますよね。
しかし愛犬にも、何か理由があるから吠えるとも考えられます。
そんな愛犬の気持ちに寄り添い、対処してあげることも大切になってきます。
チャイム音で吠える理由
怖さからの吠え
頭の良い犬であるからこそ「チャイムが鳴ると誰か知らない人がやってくる。」という学習がされます。
社会性が無い犬や、人間なれしていない犬は初対面の人に対しての恐怖心から吠えてしまうようになります。
散歩を増やしながら、散歩ルートを変えていろんな場所に連れて行ってあげましょう。
また、他の犬と遊ばせることでコミュニケーション力がつくようになります。
日常の中でも社会性を養っていけるよう、飼い主さんが工夫してあげましょう。
縄張りを守るための吠え
「よそ者がきた!」と、自分の縄張り意識から吠える犬がほとんどだと思います。
特にリーダー意識の高い犬によく見られます。
チャイム音=よそ者!と学習されているため、吠えてしまうことになります。
縄張り意識からの吠えは、リーダートレーニングで主従関係を作り、飼い主さんの指示に従うようにすることを徹底させましょう。
嬉しい時の吠え
来客が嬉しくて嬉しくて吠えてしまう犬もいます。
喜びのテンションが上がり、その気持ちを吠えて表しているのです。
このようなタイプの犬は、吠えるだけでは収まらないこともしばしば。来客に飛びついたり、ずっと足元をまとわりついてしまう事もあります。
犬が好きな方には可愛い行動ですが、中には犬嫌いな方もいます。
興奮がなかなか収まらない犬を落ち着かせれるよう、飼い主さんのいう事を聞くようにしておく事が必要です。
中には嬉しすぎてオシッコをしてしまう場合もあるので、前もって来客がわかっている時はゲージに入れておくのも良いでしょう。
吠えるのをなくすトレーニング方法
色々な理由から吠えているとしても、出来れば吠えなくなってほしいですよね。
チャイムに対して吠えなくなるようにする為のトレーニングとはどんな方法があるのでしょうか。
クレート・トレーニング
まず、「クレート」とはサークルやゲージよりも小さいケースのことです。
その中で犬を落ち着かせる為のトレーニングをクレート・トレーニングと言います。
犬はもともとは、巣穴の中で敵から身を守りながら生きていました。
犬が好む巣穴のような空間をクレートで再現して、犬に落ち着きを保てるように促すトレーニングをします。
クレートに入ったら褒める。褒美をあげる。という行為をし、入る時間を徐々に長くしていきます。
最初のうちは5分。きちんとできるようになったら10分。というふうにします。
クレートにいることができた時は思い切り褒めてあげましょう。
留守番出来るくらいまでいる事が出来たら、トレーニングは成功です。
このトレーニングは、チャイム音に関してだけでは無く、雷や電話、犬が吠える原因となるものに効果があります。
また、家では無い別の場所での生活にも約立つのでトレーニングすることをおすすめします。
リーダートレーニング
犬が「自分が家の中で一番のリーダーなんだ」と思っていると、飼い主さんを守ろうとして吠えています。
ただチャイムで吠えている問題行動と思うかもしれませんが、主従関係の問題でもあるのです。
飼い主さんがリーダーなんだと思わせるために、日々の生活の中で認識させる必要があります。
なんだか可哀想な気持ちになるかもしれませんが、これも犬と人間の共同生活に欠かせないことです。
上記のことを行い、上手く行った時には愛犬を思い切り褒めてご褒美をあげましょう。
吠えても無視する
チャイム音で興奮して吠えている時に、「無視する」というのも効果的です。
「吠えたらダメ」という声かけにテンションが上がってしまっているという犬もいます。
そのため、一言低い声で「ダメ」と言ったらあとは吠えていても無視をしましょう。
来客にも無視をしてもらうとさらに効果は期待できます。
そして、静かに出来ていた時は必ずしっかりと褒めてあげましょう。そうすることで学習していきます。
まとめ
チャイム音での犬の吠えは、多くの飼い主さんが悩んでいる問題行動です。
ですが、問題行動と思うその前に愛犬の気持ちを知りながら一緒に対処していけるといいですね。
飼い主さんも愛犬との日々の生活行動や、さらに信頼関係が深まるように付き合い方を見直しても良いかもしれませんね。
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