缶詰って色々あるけど、実際どの缶詰が良いのかな?
缶詰は美味しいけど、注意しなきゃいけないこともあるから、よく理解して買ってね!
愛犬のドライフードの食い付きが悪くなることはよくあります。
そんな時にも出来るだけフードは食べて欲しいですよね。
全然食べなくなっていくとどんどん衰弱していくこともあります。
しかし、缶詰を与えようにもどれが良いか分からない…
そんな時のために、おすすめの缶詰ドッグフードBEST5を缶詰を与えるメリットと注意点と一緒にご紹介致します!
缶詰の中には、安さと食い付きを重視しすぎて余計な添加物が入っているのもあるので、ご注意ください…
トリマー北里のプロフィール
- トリマー経験5年以上
- 動物病院での勤務経験あり
缶詰の選び方
缶詰と言っても、細かく分けると多くの種類があります。
選び方の基準は以下のような項目を意識すると良いでしょう。
愛犬に合っているものを選ぶ
他のタイプのフードも同様ですが、やはり愛犬に与えるのであれば栄養素が高いに越したことはありません。
缶詰には”一般食”、”副食”、”栄養補完食”、”特別療法食”、”総合栄養食”の5つがあります。
“一般食”、”副食”、”栄養補完食”は、フードに足りない栄養素を補うためのものです。
おかずとしてトッピングする場合には”一般食”、”副食”、”栄養補完食”を選びましょう。
“特別療法食”は、体に何らかの疾患がある場合に、その疾患をコントロールするために与えるものです。
与える場合は、獣医師と相談して量と製品を決めましょう。
“総合栄養食”はドライフードと同じくらいの栄養素が含まれています。
主食として選ぶ際にはこの”総合栄養食”の表示があるものを選びましょう。
添加物に注意する
缶詰は、食べやすさや食いつき、長持ちすることや安く作ることを重視しています。
そのため、売られている商品の中には、犬に悪影響を及ぼす添加物の入った商品もあります。
上記のような添加物がなるべく入っていない商品を選びましょう。
その日に食べきれるサイズを選ぶ
缶詰は未開封の状態であれば、日持ちします。
しかし、1度開けてしまうとすぐに劣化が進むので、出来れば当日〜翌日までに食べ切れるものを選びましょう。
1度で食べきれない分は、ラップに包んで小分けにして冷凍保存か真空容器に入れて冷凍保存など、空気に触れないようにして保管しましょう。
缶詰のオススメBEST5
では、私がおすすめの缶詰を5つご紹介致します!
第1位:ヒルズ プリスクリプションダイエット 犬猫用 a/d缶
愛犬の体調が悪く、フードも水も口にしようとしないし、動物病院にもすぐ連れて行けない。
a/d缶は、そんな緊急時におすすめの”特別療法食”です!
ヒルズの栄養学者と獣医師が監修しており、高タンパク高カロリーで作られています。
衰弱している愛犬に必要な、カロリーとタンパク質を補給しつつ、消化性にも優れています。
また、嘔吐や下痢で失われやすいビタミンB群やカリウムも補給出来ます。
“特別療法食”ですので、緊急時以外は獣医師と相談しながら与えましょう。
私はこのa/d缶に何度も助けられてきました。
動物病院にも必ず置いてあるくらい信用性の高い商品なので、効果も食いつきも抜群です!
第2位:デビフ ささみ&レバーミンチ
幼犬から老犬まで食べることの出来る”総合栄養食”です。
鶏肉、鶏ささみ、鶏レバーを主原料に使っています。
愛犬が鶏肉好きであれば、ほぼ間違いなく大好きな1品でしょう。
アレルギーの多い子でも、主原料が鶏肉だけなので、おすすめの商品です。
第3位:シュプレモ カロリーケア チキン&サーモン入り 成犬用
シュプレモは、栄養豊富な厳選された17種類の自然素材をブレンドしています。
独自のブレンド方法で、美味しさを引き出しつつ栄養素としての働きを高め合う配合がされています。
カロリーも控えめに作られており、愛犬の肥満が気になる場合にもおすすめです。
“総合栄養食”なので、主食として与える上でも低カロリーであることはありがたいです!
第4位:ロイヤルカナン 消化器サポート
消化吸収不良による、下痢や高脂血症の犬に与えることを目的として作られた”特別療法食”です。
消化性の高い原材料を使用し、脂肪や食物繊維の量を出来るだけ消化器に優しい量に調整されています。
病院に行っても原因の分からない下痢をしている時にも、おすすめの商品です。
獣医師と相談しながら、使っていきましょう。
第5位:デビフ まぐろ白身&ささみ 白米入り
原材料がシンプルに、鶏ささみ、まぐろ(白身、血合い)、白米、まぐろエキスだけで作られている”栄養補完食”です。
原材料がシンプルなので、アレルギーの心配が少なく、気軽に試すことが出来ます。
栄養補完食なので、ドライフードの食い付きが悪いなと思ったら、混ぜてみると食い付きが復活します。
まぐろが入っているので、愛犬がまぐろ味を好きな場合に特におすすめです!
缶詰を与えることでのメリット
缶詰は、水分量を60〜87%含んだフードです。
一般的には、ウェットフードと呼ばれることもあります。
他のドライフードやセミモイストフードよりも優れている点をご紹介します。
食いつきが良い
缶詰を与えることの最大のメリットは、やはり食いつきの良さです!
ドライフード等よりも匂いが強いため、食欲が刺激されます。
愛犬が老衰や病気で食欲の無い時にも、缶詰だけは食べるという例はよくあります。
同時に水分補給も出来る
フード全体の半分以上が水分で出来ています。
愛犬が体調不良で水を飲まないという時にも、缶詰を食べることが出来れば一時的な水分補給をすることが出来ます。
食べやすい
水分が多く含まれているので、噛み砕く必要がありません。
そのため、口内や噛む力に異常がある時にも缶詰であれば食べられます。
人間で言うところの、体調不良の時の美味しいゼリーやおかゆのような食べやすさです。
消化吸収されやすい
人間で言うところゼリーやおかゆのような物なので、消化吸収にも優れています。
この点から、胃腸の弱い老犬や子犬にオススメのフードと言えます。
缶詰を与える際の注意点
缶詰を与えることでのメリットをご紹介しましたが、注意点もあります。
注意点をしっかり理解した上で与えましょう。
肥満になりやすい
動物性タンパク質が豊富に含まれている缶詰タイプは、全体的な栄養バランスは欠けています。
なので、缶詰ドッグフードを主食にしようとすると与えすぎによる肥満になる可能性があります。
口内トラブル
水分量の多いドッグフードなので、フードが歯につきやすく歯垢がつきやすくなります。
歯垢が増えれば、歯石の原因にもなるため、定期的な歯磨きが必要です。
また、水分量が多く食べやすいため、あまり噛まずに食べられます。
噛むことが少なくなると、歯や歯茎、アゴの力が弱くなる可能性が高まります。
偏食になる可能性がある
缶詰を与えることでのメリットで紹介したように、缶詰はとても匂いが強く、食べやすさに特化させています。
缶詰ばかり与えてしまうと、ドライフードを食べなくなってしまいます。
缶詰に含まれる栄養素だけでは、健康的な体は作れません。
ドライフードさえも食べられない程の体調が悪い時か、あくまでご褒美として、2週間に1度くらいの頻度にしましょう。
まとめ
缶詰を与えることについては、良い点も悪い点もあります。
基本的には、愛犬が体調不良の時にドライフードを食べない時か、ご褒美として2週間に1度程度にしましょう。
ドライフードを喜んで食べるのであれば、口内トラブルと肥満防止のためにも、ドライフードだけにしておいた方が良いです。
注意点をしっかり守って缶詰のメリットを存分に活かしましょう。
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