トイプードルが夜泣きをすれば自分や家族が夜眠れなくて心身ともに困りますね。また近所の方から「苦情が来たらどうしよう」という心配もついて回ることになります。
子犬の頃にトイプードルが夜泣きするのには理由があるんだよ。
トイプードルの夜泣きの原因
子犬のトイプードルが夜泣きをする原因はいくつかあります。
環境・物理的理由で夜泣きをする場合
動物ですから快適に生活するために適した居心地のよい環境があります。まずは子犬のトイプードルの生活環境面を振り返りましょう。
例えば下記のような事はありませんか?
- 部屋の中が暑すぎる
- 部屋の中が寒すぎる
- 嫌な臭いがする
- 光が眩しい
- 車の通行の音がうるさい
- 振動音がする
- 寝床に風が吹いてくる
- 家の中に別のペットを飼っている
考えてみれば私たち人間だって劣悪環境の中で「静かに寝なさい!」と言われても文句を言いたくなりますよね。
犬の場合しゃべれませんから文句が夜泣きであったりもします。
物理的環境が原因の場合は原因を取り除いてあげることで簡単に解決することがあります。
特に子犬のトイプードルの場合、飼い主さんの自宅に来る前に住んでいた環境との違いが夜泣きの原因になりやすいです。
以前は音が何もないところで寝ていたのに新しい家ではテレビや車の音がする場合、夜泣きするのも珍しくありません。
肉体面が要因の場合
犬はもちろん動物です。動物は「食べて、動いて、寝る、生き物」です。
動物としての基本的な行動バランスが崩れるとトイプードルの心の安定も崩れがちになります。
ありがちなのが「運動不足」です。
散歩や遊びが少なくて体が疲れていないので夜に眠くならない。眠くないけれども寝床に連れて行かれてしまう。疲れていれば「スッと」寝てしまい夜泣きは起きず話は終わります。しかしながら眠れいないと「遊んで!!」と要望の夜泣きをしてしまいます。
この場合の解決策は日中に必要な量の散歩をすること、犬と触れ合って遊んであげることです。
飼い主さんと思いっきり遊べた満足感と心地よい疲れがトイプードルにもたらされます。
お腹が空きすぎている場合
お腹が空きすぎて夜泣きをする場合もあります。
家の中でトイプードルを飼っていれば、生活リズムが似てくるものです。
例えばトイプードルには夕方頃に夕食をあげる、人間はトイプードルより後にご飯を食べてそれから寝る準備をする。
このようなタイミングだとトイプードルはお腹がすいた頃に寝かしつけられることになります。
トイプードルはお腹が空いてしまい、夜泣きに繋がってしまう場合があります。
どうしてもトイプードルに先にご飯をあげてからじゃないと人間の夕食が先に進まないのであれば、適度な量のおやつをあげてトイプードルの食欲を満たしてあげた状態で寝かしつけると良いでしょう。
要求による夜泣きの場合
子犬のトイプードルが夜泣きをする理由の中でも多いのが要求による夜泣きです。
現代の日本において極端に飼育環境が悪い家庭はそう多くはないことが予想されます。ましてやかわいいトイプードルを飼うような方ですからあえて 劣悪な環境で飼育させる人は少ないでしょう。
目に入れても痛くないぐらい可愛いトイプードルだからこそ「何でもしてあげたい」「とにかく可愛がってあげたい」と至れり尽くせりをしてしまうケースが多く、それが問題となり得ます。
とにかく日頃から「かわいい」「良い子だね」と飼い主さんが悪いことであっても言うことを聞いているわれると「要求をすれば自分の思った通りにやってくれるんだ」と悪いように学習してしまいます。
「飼い主さんともっと遊んでほしい」「まだ寝たくない」と感じた時に夜泣きをするようになってしまいます。
この要求吠えをしている時のトイプードルの対処方法は
無視することです。
子犬のトイプードルが夜泣きをしてもかまわず無視をします。完全に無視をして「要求しても何もしてもらえないんだ」と学習すれば夜泣きがなくなります。
無視の効果が出る時間的目安としては一週間から10日です。基本的にはこれで夜泣きが治るものです。
根比べの部分があります。さすがに1日2日ではトイプードルも学習しません。10日間というと短くはなく、その間ご近所の目もあり大変な気管にはなりますが犬に理解させるには必要な時間です。
ご近所さんにはあらかじめ犬を飼う事は伝えておくとよいです。
病気による夜泣きの場合
子犬のトイプードルに限らず犬は病気や怪我を隠す習性があります。そのため普段の生活においてはケガや病気で痛みがあっても痛い様子を見せません。
しかし夜眠る時はリラックスして痛みを隠すことをせずに、その表現として夜泣きをすることもあります。
このいつもと違う夜泣きの場合には病気を疑ってあげることが必要です。
子犬のトイプードルが泣くのは複合要因
トイプードルの泣く原因は複数ありますが、◯◯をやったら子犬のトイプードルが必ず夜泣きを止めるというのはありません。
理由が一つでなく二つ以上のものが絡み合って夜泣きしているかもしれません。運動不足と寒さが原因など。
その他にも子犬自身の性格による部分があります。
前に飼っていたトイプードルと同じやり方をしているのに、今度の子犬のトイプードルは夜泣きをする、こともあります。
夜泣きをしている原因を推測して解決策を探す時にはその子の性格も考慮に入れながら対策をするのが良いでしょう。
まとめ
子犬のトイプードルが夜泣きをする原因には、明るすぎる、音がうるさい 温度が暑すぎたり寒すぎたりする、といった外部環境的な要因があります。
その他にも運動不足やお腹が空いていると言った肉体的な理由によって夜泣きをしてしまう場合もあります。
現代において夜泣きをする一番多い原因が、飼い主さんにもっと「かまって欲しい」と言う要求による夜泣きです。「かまってほしい」と言って泣いているわけですから、そこでかまってしまったら夜泣きがいつまでも続いてしまいます。
可愛いくて大好きだから飼っている子犬のトイプードル。つい甘やかせてしまう気持ちはわかります。しかしみんなから愛される飼い犬ライフを送るためにも心を鬼にして要求による夜泣きは無視して泣いても意味がないと教えてあげてくださいね。
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