トイプードルが可愛くてたまらない。ほんとうに可愛い愛犬なんだけどケージ内で暴れだしてどうにもならない、こんなお悩みをよく聞きます。
愛犬が可愛いからこそ飼い主さんの悩みは悲痛なものです。
「どうしてそんなに暴れるの?ケージ内で暴れたら爪が割れたりケージが壊れて針金で怪我したら可哀想だから暴れないでほしい」
「そんなに暴れたらご近所の迷惑になって大変なことになっちゃうよ」
こんな悩みを抱えることはありませんか。
僕たちトイプードルがケージで暴れてしまうのは、理由があるんだよ。僕たちは飼い主さんが大好きなんだ。だからこそ気を付けてほしいことがあるんだ
トイプードルがケージ内で暴れる4つの原因
トイプードルは動物です。そんなの当たり前だろ!!と思うかもしれませんが「医食住」を満たされた上で楽しいことをしたい、と思う動物なのです。
動物としての基本的な部分を念頭においてください。そうするとトイプードルの気持ちがなんとなくわかり「なぜ暴れるのか」を理解しやすいものです。
その前提を置いた上で原因を挙げていきたいと思います。
①トイプードルが要求により暴れている場合
- もっと遊んでほしい
- おやつが欲しい
- かまってほしい
- もっと散歩に連れて行ってほしい
- ケージから出してほしい
- なでなでされたい
- 外でトイレしたい
上記のような要求をしています。
対応方法については後述しますが、とにかくトイプードルが何かをして欲しい感情の表現としてケージ内で暴れています。
②体調の異変を感じている場合
どこかが痛い、倦怠感を抱えているなどの異変を感じている場合、トイプードルはケージ内で暴れることがあります。トイプードルは人間の言葉を喋れませんから暴れることで異変を訴える場合があります。
痛みや違和感で精神が不安定で軽いパニック状態により暴れることもあります。
③警戒により興奮して暴れている場合
犬は警戒心が強い動物です。そのため家の前を人や別の動物が通ると警戒のため暴れたり吠えたりします。
特にケージの置き場が外を見渡せる窓のそばに設置されていると、通りの様子がよく見えるので暴れる可能性が高まります。
④ケージが必要以上に大きい場合
トイプードルには一番安心できる「すみか」の大きさがあります。それは狭い場所です。人間の感覚だと広くてゆったりした優雅な場所に住みたいですがトイプードルは違います。
必要以上に大きいと落ち着きません。なぜならば犬には自然界で生きていた時の DNA が強く残っています。横になり体を休める「すみか」は外界から攻撃されにくい狭くて薄暗い場所を本能的には好みます。
ケージ内で暴れる時の対応方法
要求により暴れている場合の対応方法
犬の要求を叶えてあげるべき内容と、叶えないでよい要求内容とがあり対応方法が変わります。
叶えてあげるべき要求
・栄養価がある健康に良い食事を適量あげる
・トイプードルが安心して住める快適な環境を提供する
・1日1回から2回の肉体的に満足できる散歩
・愛情たっぷりに可愛がってあげる
叶えてあげるべき要求とは「医食住」というトイプードルの生命活動の維持にかかわることです。
満たせていないとトイプードルがケージ内で暴れてしまう原因となります。
しっかりとトイプードルの基本的な欲求を満たすことでケージ内で暴れなくなります。
叶えてあげなくて良い要求
動物としての満たすべき基本的なことをちゃんとやっているのに、わがままにより要求している場合はそれ以上の要求を満たしてあげる必要はありません。
可愛いからとトイプードルの言うことを何でも聞いていると「暴れれば要求が通る」と間違った理解をしてしまいます。
僕たちトイプードルが可愛いからと、言うことを何でも聞いていると「暴れれば要求が通る」と間違った理解をしちゃうよ。
言葉の通じないトイプードルにどのようにして伝えるか?
ケージ内で暴れ出しても無視します。
無視の仕方としては
・犬の方を見ない
・目を合わせない
・鳴いても反応しない
・声をかけない
・そばに行かない
期間としては2週間から3週間程度はかかります。
僕たちトイプードルは大好きな飼い主さんに無視されると、「暴れたってちっともいいことないんだ」って気付けるんだ。
体調の異変により暴れている場合の対応方法
体調の異変である場合はすぐに対処しましょう。
何が異変になるか分かる場合はご自身での対応もできます。とはいえ多くの場合は素人では原因がわからないことが多いです。言葉を通じて会話ができないので「どこが痛い」「どこが不調だ」を的確に判断することは難しいです。
その場合は信頼できる獣医師にみせることが多くの場合、最善の対応となるでしょう。
体の病気だけでなく皮膚が痒いということで暴れるケースもあります。
警戒により暴れている場合
物理的に警戒する何かを感じるから警戒しています。原因となるものを取り除きます。
外の通りに人や別の動物が通行するのに反応して暴れているのであればケージを置く場所を変えましょう。
ケージが必要以上に大きい場合
体に合ったケージに変更します。ケージを何度も買い換える余裕がない場合は別の方法で安心感を与えます。
例えば部屋の隅っこにケージを置きます。四方がオープンでなくなり安心感が得られます。
その他には薄めの布をケージの周りにかぶせます。必要以上の視覚情報が入ってこなくなりトイプードルの安心感につながります。この時は全部をおおうのでなく一面は布を被せず飼い主さん達がいる空間が見えるようにすると犬は安心します。
まとめ
今回は「トイプードルがケージ内で暴れて困る ・・・4つの原因と対応方法」について紹介しました。
トイプードルがケージの中で暴れる原因は肉体的・身体的な満足感が得られない時がメインです。満たされない気持ちの表現方法として暴れています。
そのような場合には「医食住」をしっかり見直すことが先決です。
栄養は満足か、快適な静かな環境で休ませているか、散歩は十分か、といったことですね。
それでも暴れるのは、「可愛いトイプードルちゃんをつい甘やかしてしまっていること」による要求による暴れがあります。
とてーも可愛いのでトイプードルのわがままを聞いているうちに「遊びたい」「かまってほしい」「外に出たい」とケージ内を暴れてしまうわけです。
可愛いからつい甘やかしてしまう気持ちも十分わかります。しかしケージ内で暴れたら思わぬ怪我に繋がったり、ご近所から迷惑がられて楽しいペットライフにならなかったりとデメリットの方が多いのが実情です。ケージ内で暴れた時にはその都度、無視をするなどのしつけをしてくださいね。
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