自宅でのシャンプーやブラッシングをしたいけど、やったことがないから不安だわ
トイプードルは、巻き毛のため汚れが溜まりやすく皮膚炎になりやすいよ!定期的なシャンプーやブラッシングが必要不可欠!自宅でもできるやり方を紹介するね!
トイプードルは、他の犬と比べて体臭や抜け毛が少ないですが、巻き毛のため毛玉や汚れが溜まりやすいです。
シャンプーやブラッシングをしないでいると、体臭や皮膚炎の原因になります。シャンプーやブラッシングは、体臭や皮膚炎の予防になります。
今回は、トイプードルのシャンプーやブラッシングの頻度・やり方を紹介します。
シャンプーの頻度は?
トイプードルのシャンプーの頻度は、夏は月に2回、冬は月に1回程度です。
月に数回行うと、皮膚の潤いに必要な皮脂までシャンプーで流されてしまうので、乾燥やフケなど皮膚炎になりやすくなります。毛の量が少ない子や短い子は、月に一回で十分です。
人間も手の洗いすぎで、手がカサカサしますよね。あれは、手の潤いに必要な皮脂まで洗いすぎにより流してしまうからです。
トイプードルも同じで、過度なシャンプーは皮膚炎の原因になります。
もし、自宅で行う場合は月に1~2回程度にしましょう。
シャンプーを控えた方が良い時とは?
愛犬の体調が悪い時に、シャンプーをすると愛犬に負担がかかり、更に体調が悪くなります。
- 妊娠中
- 病気や怪我している時
- ワクチン接種後
- 皮膚に異常がある時
体調が普段と違う時は、シャンプーを控え、蒸しタオルやペット用のボディシートで拭く等体への負担を避けてください。
ボディシートでも十分汚れや臭いは取れます。また、ワクチン接種後や投薬中は、獣医からもシャンプーは控えるように言われると思います。
シャンプーに関して獣医から説明がなくても、必ず確認してください。
シャンプーのやり方
トイプードルのシャンプーのやり方を紹介します。
用具の準備
- ペット用シャンプー・リンス
- ペット用の肌に優しい柔らかいスポンジ
- 体が入るくらいの容器
- タオル(吸水性の高いもの)
- バスマット
- ドライヤー(音が控えめなドライヤー)
- ブラッシングで使っているブラシ
*人間用のシャンプー・リンスだと犬の肌に合わないので、肌荒れなど皮膚炎の原因になる→ペット用のシャンプー・リンスを使うようにしましょう。
*容器内で滑らないように底にタオルを一枚敷いておくと足元が安定します。
*お湯は、36~38度程度のぬるま湯に設定。必ず、飼い主の手の甲で温度確認をしましょう。
ブラッシング
毛玉や巻き毛のままシャンプーをすると更に、巻き毛が悪化し汚れが取れにくく乾きにくくなります。
シャンプー前にブラッシングをすると、毛の絡まりが解れて汚れが落ちやすくなります。
頑固な毛玉や巻き毛がある場合、指で優しくなでるようにほぐすといいでしょう。
36~38度のぬるま湯を張った湯船に、愛犬を優しく入れる
足→ お尻 → 尻尾 → 背中 → 体 → 胸の順で、お湯を体全体にかけてお湯に馴染ませます。
顔にシャワーがかからないように、愛犬のマズルを固定し顔を上向きにしてゆっくりと手かシャワーで、下に向けてお湯をかけるといいでしょう。
ペット用シャンプーを少量スポンジに含ませ泡立て、洗う
頭部→耳・口・顔周り→背中・腹周り→お尻→足(足・爪の裏・指の間)の順で、毛の流れに沿うように洗いましょう。
泡立てずに液のまま体につけると、摩擦で毛や皮膚が傷んでしまうので、スポンジで泡立ててから洗うように。
頭を洗う際に、目にシャンプーが入らないように注意し、指の腹で洗うのがいいです。
シャンプーで顔を洗うのが不安の場合は、ボディシートでも顔の汚れを落とせるのでおススメです。
しっかり洗い流す
顔 → 耳 → 胸 → 背中 → 体 → 足 → 尻尾の順で、しっかり洗い流しましょう。
シャンプーのすすぎ残しは、フケや痒みなど皮膚炎の原因になるので、すすぎ残しのないように。
洗い流す際、目・耳・鼻に泡が流れ込まないように、注意しましょう。
リンスをする
タオルで余分な水分を拭き取る
擦るように拭くと、摩擦で肌が痛むので、ポンポンと優しく叩くように拭きましょう。
耳の内外側と顔は、ドライヤーを当てる事ができないので、タオルでしっかり拭き取るように。
乾かす前に、ドライヤーの熱が熱くないか確認する
ドライヤーの熱が熱くないか、飼い主の手で確認し、少し離れた位置から風を当てるように乾かしましょう。
「内また」「脇」「耳の裏」「首回り」は、毛玉ができやすい箇所なので、念入りに乾かすように。
ドライヤーを近づけすぎると、熱さで痒みなどが出るので、近づけすぎないように注意です。
乾かしながらブラッシングして毛を整える
乾かし終わったら、体に触れて乾いていない部分がないか確認したら終了です。
ブラッシングの頻度は?
トイプードルのブラッシングの頻度は、一日一回が目安です。毎日できない場合は、2日に一回か3日に一回するようにしましょう。
トイプードルは、抜け毛がない分巻き毛で毛玉ができやすいので、汚れが溜まりやすく皮膚病なるリスクが高いです。
ブラッシングをすることで、巻き毛防止や皮膚の異常を発見する事が出来ます。
特に、梅雨等の湿度が高い時期は、巻き毛ゆえに、蒸れやすく湿疹などを引き起こしやすいので皮膚と毛の通気性をよくするために、毎日のブラッシングは必要不可欠です。
ブラッシングのやり方とは?
トイプードルのブラッシングやり方を紹介します。
用具の準備
- コーム:もつれた毛や毛玉がないか確認する
- スリッカーブラシ:絡んだ毛や毛玉をほぐす
- ピンブラシ:毛の流れを整える
- 獣毛ブラシ:子犬専用のブラシ
- ハサミ:ブラッシングではみ出た毛などをカットする
- おやつ:ブラッシング後のご褒美
安定した場所に座らせる
ブラッシング中に愛犬が突然、動かないように足元が安定しているテーブルや座って抱えるなど落ち着かせます。
ブラッシング前に、毛玉をほぐす
全身をブラッシングする前に、毛玉になっている箇所を優しくほぐします。
毛玉や毛が絡んだままブラッシングをすると、ブラシに絡まって毛の根っこ部分の皮膚が引っ張られて痛みを伴うので、必ずほぐしましょう。。(頑固な毛玉の場合、指でほぐす)
毛に逆らうように平行に梳かす
毛の根元までかき分け、ブラシを軽く持ち、毛の流れに逆らうように、背中→首回り→お尻周り→顔周り→お腹周りの順に平行に動かします。
耳の付け根や脇の下は、毛玉ができやすいのでしっかりブラッシングしましょう。
特に、耳のふちは、太い血管が通っているので、出血が止まりにくいです。梳かす際は、耳の裏側に手を添えながら梳かすと、ブラシが直接当たりません。
腹は犬によって急所なので、触られるのを嫌がる子もいます。お腹を優しく撫でると、リラックスするので、リラックスさせてから行いましょう。
コームで毛並みを整える
スリッカーで全身を梳かしたら、最後にコームで毛並みを整えます。
梳かし忘れがないか、毛の根元から毛先に向かって全てチェックしましょう。
終了後に、褒めておやつをあげる
ブラッシングが終わったら、思いっきり褒めてご褒美におやつをあげましょう。
そうすると、「ブラッシング=褒められる・おやつが貰える=良いことがある」と認識し、ブラッシングがスムーズにしやすくなります。
ブラッシングの注意点
ブラッシングで使用するスリッカーブラシは、「く」の字になっているピンが特徴です。
長年使い続けると、ピンが曲がってきたりします。曲がったまま使うと、愛犬の体を傷つけてしまうので、曲がっているのを見つけたら新しいブラシに交換しましょう。
まとめ
トイプードルは、巻き毛や体臭がない分、皮膚炎など皮膚疾患になりやすいです。
皮膚疾患予防のためにも、毎日のブラッシングと月に一回のシャンプーが必須です。しかし、トイプードルのトリミング費用は、他の犬よりかかります。
十分に洗えていない/乾かせていないなど、はじめは上手くいかない事が多いのですが、回数をこなせば少しずつ慣れてきます。ワンちゃんによっては暴れることもあるので、うまく出来ない場合は、無理をせずにプロにお任せするのもアリ。
ブラッシングもやり方や注意点をしっかり理解して、1日1回行ってみましょう。
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