トイプードルを憎たらしく思っちゃうのはおかしい?最近、愛犬を見るとイライラするの…
自分の気持ちを否定しないで。きっと理由があると思うんだ。ますは落ち着いてほしいな。
クリクリのおめめにフワフワの毛、小さい身体で飛んだり跳ねたり元気いっぱいのトイプードル。飼いたいペットとしても人気が高く、飼育しやすい犬と見聞きすることが多いですよね。
そんなトイプードルがなぜか憎たらしく見えてしまう・・・そんなお悩みはありませんか?
飼い始めてみたけど、思っていたより大変でストレスを抱えていませんか?
虐待に発展してしまう前に、一緒に気持ちの整理をしてみましょう。
憎たらしい気持ちを見つめてみよう
トイプードルを憎たらしく思えるなんて、わたしはどこかおかしいのかもしれない・・・
きっと勘違いに違いないからこんな気持ちはなかったことにしよう・・・
ちょっと待って下さい!
筆者自身はトイプードルを飼っていて、とても可愛く思っていますが、あなたの憎く見えてしまう気持ちは否定はしません。むしろ、ハッキリ口に出してほしいとさえ思います。
自分がたしかにそう思ったなら、それは勘違いなどではなく、確かな事実です。我慢したり、圧し殺す必要はありません。
感情を受け入れて、じっくり考えてみてはいかがでしょうか。
どういう時に憎たらしい気持ちが現れるのか
どんな行為が憎たらしい気持ちのトリガーになっているのか
憎たらしい気持ちが湧き上がってきたとき、どんな行動をとるのか
細かく分析すると、憎たらしい気持ちのことを深く理解することができます。
理解ができれば、憎たらしい気持ちをどのように消化していくのか考えるのが簡単になります。
憎たらしく思ってしまう原因4選
トイプードルを憎たらしく思ってしまうその根本的な原因について考えてみましょう。
代表的なものを4つ集めてみました。ご自分の気持ちに近いものはありますか?
心理学でいうところの「投影」
心理学において「投影」というものがあります。物を知覚する際にかかるバイアスのようなものです。
刺激対象を知覚する際に,個体の興味,欲求,期待などの影響を受けてそれにそうように知覚が生じること。投影ともいう。
コトバンクから引用(https://kotobank.jp/)
・・・とここまで抽象的な表現が続いていますが、要するにこういうことですね。
本件の場合であれば、トイプードルを憎たらしいと思う気持ちが、実は全く別の事柄で抱く感情がトイプードルを認識することで思い起こされて、結果的にトイプードルを見ると憎たらしい、と繋がっているのではないかということです。
過去のトラウマや嫌な経験、忘れられない過去の出来事で、なにか思い当たる節はありませんか?
しつけに失敗した
トイプードルは飼いやすいペットとしてよく言われますが、実はそうでもありません。明るく活発な性格なので、その行動力を飼い主側がうまくコントロールできないと両者ともにストレスをかかえてしまいます。
基本的なしつけ――待て、おすわり、伏せなどの動作、トイレトレーニングなど――をマスターできていないと、困ってしまう場面が多発するのは想像に難くありません。
無駄吠えが一日中続いたり、甘噛みのレベルを超えて噛みつかれてしまったり、家じゅうにまき散らされた糞尿の処理に追われたり・・・あなたの愛犬の憎たらしい動作は、しつけでカバーできる範囲にあるでしょうか?
想像と何か違う
TVや雑誌で見かけるトイプードルはとても愛らしい姿をしていますが、それは手間暇を惜しまずメンテナンスをしているからこその姿です。実際のトイプードルは、毛を梳かずに放置すれば毛玉ができてみすぼらしく見えますし、目ヤニの掃除や歯磨き、耳掃除など・・・われわれ人間と同じく動物ですから、必要なメンテナンスは山ほどあります。
実際に自らが飼い主となって実物のトイプードルを迎えた時に、TVや雑誌のトイプードルと、ウチのトイプードルは何か違う・・・思っていたよりかわいくない・・・
残念ではありますが、理想と現実の乖離が起きてしまってもおかしくはありません。
余裕が無い!
上記で触れたように、実はペットを飼うということは、非常に手間暇(そして時と場合によってはお金も)がかかります。
飼い主さんにある程度の余裕が無いと、せっかくのトイプードルとの生活も、楽しく過ごすのは難しそうです。トイプードルの明るく元気なその様子が、疎ましく見えてしまうかもしれませんね。
どうしたら救われるの?緊急措置を考える!
原因を考えていきましたが、それだけが分かったところで憎たらしいトイプードルがいきなり可愛くみえるわけではありません。
さあ、これからどうしたものか。採用しうる緊急選択肢を考えます。
しつけ直す
トイプードルの憎たらしい一面がしつけでどうにかできる範囲であれば、ここはひとつしつけをし直すのはいかがでしょうか?
飼い主さんご自身で行うのは難しいようなら、外部の専門家にお願いして愛犬のトイプードルをお預けする方法もあると思います。
もちろん、しつけし直すのは飼い主さんも一緒です。どういった指示をすれば、愛犬の憎たらしい動作を防げるのか、穏やかに愛犬と過ごすことができるのか・・・二人三脚で学びましょう。
思い切って別の飼い主さんに委ねる
トイプードルを憎たらしく思う気持ちに揺らぎがない場合、とても残念なことではありますが、愛犬を育ててくれる第三者を探すのはどうでしょうか。
事情があって買えなくなったペットをお世話する団体さんにお願いしてみると、話がスムーズに進むかもしれません。
決して、その辺の山に捨てる、なんてことはなさらないようにしてくださいね。
取り急ぎ、第三者に相談する
とにもかくにも、一人で抱え込まないことが重要です。
なにをどうしたら良いのか考えるのも難しい場合は、取り急ぎ身近なお友達や家族、ペットに詳しい専門家等に相談をしてみてください。
口に出すだけでも負担感は減ると思いますから、まずは誰かにお話してみてくださいね。
まとめ
緊急回避的に対処するために考えられる原因とすぐに取れる対処法をまとめました。
筆者が一番懸念するのは、憎いあまりに飼育放棄をしてしまうこと、そして捨ててしまうことです。
トイプードルが憎たらしいのは分かります。でも、だからといってひとつの命が蔑ろにされることは許されることではありません。
飼い主さん・愛犬のトイプードル、両者が平和に暮らせるように祈ります。
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