トイプードルをうちの子に迎え入れたけれど、
ドックフードってどれくらいたべるのだろう?
それぞれのワンちゃんごとに食べる量が変わるよ。
- 新しくワンちゃんを迎え入れたとき
- 子犬から成長したとき
- だんだん歳をとったとき
それぞれの時期にドックフードをどれくらい与えたらよいのだろうと疑問に思いますよね。人間でも同じ年齢なのに食べられる量が違ったり、運動量によって必要な摂取カロリーが異なるように、ワンちゃんもそれぞれの体格や運動量によって必要なドックフードの量が異なります。
今回は
トイプードルに最適なドッグフードの量や回数について紹介します。
【成長過程別】 トイプードルに与えるドッグフードの量と回数
元気なトイプードルを育てるには、ワンちゃんにとって理想的な食事を与えることが大切。人間の必要な栄養素とワンちゃんの必要な栄養素は異なります。特にたんぱく質は、人間の約2倍。カルシウムは人間の24倍ともいわれています。逆に、塩分などはほとんど必要ありません。
【赤ちゃん期】0~6週目
人間の赤ちゃんが母乳やミルクから、おかゆ、離乳食と変化するように、赤ちゃん犬も少しずつ食べられるものが変化していきます。
<0~3週>主にお母さん犬の母乳を
生まれたばかりから3週間目ごろまでは、基本的にお母さん犬の母乳で育ちます。うまく飲めなかったときは、子犬用のミルクで人工授乳をします。初めの頃は少ない量を頻回。成長するにつれて徐々に量も増え、4~5回の授乳になります。
<4週~2か月>徐々に子犬用の離乳食を加えて
4週目ごろから目も開き始め、歯が生えだすので、少しづつ離乳食を加えていきます。いきなりたくさんの量を与えると消化不良になってしまいます。初めの頃は、ミルクと離乳食を半分ずつくらい与え、徐々に離乳食の量を増やしていきましょう。離乳食は、1日4~5回に分けて約60~75g。
【成長期】2か月~1歳
離乳食も徐々に終わりを迎えた生後2か月ごろからドッグフードに変化していきます。
この成長期の時期のワンちゃんは急激に骨や細胞が作られていく時期なので、栄養価の高いご飯が必要。パピー用(子犬用)のドッグフードを選んでくださいね。また、体が小さいのでたくさんの量は食べられません。食事を抜いてしまうと低血糖を引き起こす可能性があるので、大変かもしれませんが、回数を増やしてあげましょう。
<2~3か月>約70~75gを3~4回に分けて
生後2~3か月は、離乳食からのドッグフードを増やしていきます。ドッグフードは、少しふやかしてから与えましょう。一日約70~75gを3~4回に分けてくださいね。
<4~5か月>約80~85gを2~3回に分けて
生後4~5か月は、乳歯が永久歯に生え変わる時期。この時期に柔らかいものばかり食べさせていると歯並びやあごの形成に影響を及ぼす可能性があるので、なるべく固いものを与えましょう。一日約80~85gを2~3回に分けてくださいね。
<6~7か月>約100gを2~3回に分けて
生後6~7か月は、急成長する時期。必要なエネルギーが非常に多いです。一日約100g必要ですが、2~3回で食べられない少食な子なら、回数を増やしてあげてください。
<8~9か月>約90gを2回に分けて
生後8~9か月ごろで、成長が止まります。今までと同じように与えていると、太ってしまいますので、一日約90gになるくらいに減らしましょう。回数も2回で問題ありません。
<10か月~1歳>約80gを2回に分けて
生後10か月ごろから少しずつ成犬用のドッグフードを混ぜて慣らしておきます。一日約80gですが、ドッグフードが変わるとグラム当たりのエネルギーも異なります。体重や体調の変化を見ながら増減してあげましょう。
【成犬期】 1歳~8歳頃
- 去勢や避妊後は、注意が必要。
- ドッグフードの表示を見て、目安は一日70~100g。
- 回数は、2~3回。
1歳半ごろまでには、完全に成犬用のドッグフードに変えましょう。成犬になると消化器官も発達し、一回でたくさんの量のドッグフードを食べられるので、一日に2~3回の食事で十分です。
量は、ワンちゃんごと、ドッグフードごとに異なります。トイプードルの平均体重である3kgのワンちゃんの目安は一日70~100gですが、運動量が少ない子やおやつの量が多い子は食事を控えるようにしましょう。ドッグフードの袋の表示を参考に調整してあげてください。ワンちゃんのベスト体重は、1歳の頃の体重です。この体重が保てるようにコントロールしましょう。
この時期に、去勢や避妊を行うワンちゃんが多いでしょう。去勢や避妊を行うと必要なエネルギーも変化します。同じような食事を与えていたら、太っちゃった!なんてことの無いように気を付けてくださいね。
【老犬期】 8歳頃~
- 食べられる量にも変化が…。
- 消化の良い食事。
- 一日70g前後を、2~3回に分けて。
人間も年を取ると油物はきつい、あんまり動きたくないなんて言うように、ワンちゃんも次第に活動量が減っていき、内蔵機能も低下していきます。
8歳頃を目安にシニア犬用のドッグフードに変えてあげましょう。高たんぱくで低カロリーな消化に良い食事が理想的。目安は一日に70g前後を2~3回に分けて与えることですが、食が細くなってきたと感じたら、一度に与える量を減らして、回数を増やすことで必要なエネルギーを補えるようにしてください。
だんだん歯が抜けてきたり、飲み込みづらくなったりしてきたときには、ドッグフードをふやかしてあげたり、細かく砕いてあげると食べやすくなります。
まとめ
今回は、トイプードルの最適なドックフードの量と回数を紹介しました。
年齢、体重、運動量、おやつの量によってドッグフードの量は変わっていきます。かわいい愛犬には長生きしてほしいですよね。そのためにも、飼い主が責任をもって食事管理をしてあげることが重要です。この記事を参考に適切な食事管理を行って、愛犬との楽しい生活が少しでも長く送れるよう願っています。
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