可愛い家のトイプードルちゃんをこっそり観察しようかしら・・・・と思ってみたら「何食ってんねん!!」
あちゃ!見られちゃった。僕たちトイプードルついつい拾い食いしちゃうんだよね・・・
トイプードルって何か落ちていると「パクっ」と拾い食いをしますよね。ワンちゃんらしくて可愛いとも言えますがはたして何でも拾い食いをするのは大丈夫でしょうか?
私達人間が生活している家の中には実に様々なものがあります。「もしもあんなものを飲み込んでしまったら??」と心配になることはありませんか。
今回はなぜゆえにトイプードルが拾い食いをするのか。実際に家庭や散歩中に食べてしまう可能性のあるもの、拾い食いをするトイプードルにどう対応すれば良いのかについてまとめてみました。
トイプードルはなぜ拾い食いするの?
犬としての習性のため
床や地面に落ちている食べ物はもちろんのこと、得体の知れないものさえ口にポイと入れるトイプードルですが、それは犬として生まれつき備わっている習性だからです。
そうやって昔から生命をつないできた生き物なのです。私たち人間からすると地面に落ちているものを口に入れるなんて「汚いでしょ」「お腹を壊したらどうするの?」と衛生観念が発達しているので考えますが犬はそんなことは思いません。
エネルギーを摂取し生命をつないでいくために食べ物を獲得するための大切な行動なのです。当たり前のことをしているだけです。
人間と一緒に生活して食事に困らない現在のトイプードルであっても本能は残っているので、落ちているものを見れば無意識で口にくわえることがあります。
物への興味と確かめるため
また目の前にあるものに対して「何かな?」と興味が出た時にも確認のために口に入れることもあります。
初めて見る物が落ちていた時に、人間なら言葉を使って「これ何なの?」と聞くことができますが、 ワンちゃんの場合にはそうはいきません。
抜群の嗅覚により危険と感じるものはさけますが、別段臭いに異常がない物は口に入れて顎で噛んで確認します。 私たち人間とは別の常識で生きているわけですので、拾い食いしたからといって「そんな汚いもの口にくわえてどうするの?」と頭ごなしに叱ることはできないのです。
トイプードルが拾い食いするもの
犬に備わった習性としての拾い食い。習性だけあって何もしつけをしなければほぼ全てのトイプードルが拾い食いをします。そして気をつけるべきことは体に害を及ぼす誤食をすることです。とある動物雑誌のアンケートによれば6割近くの飼い主さんが誤食を経験したとあります。
たとえばこんなものを食べてしまう子がいます。
拾い食いが良くない理由
拾い食いをすることで、有害なものを誤食することが一番の心配です。
体内に入ったものによって感染症などの病気のほか下痢や嘔吐を起こします。
飲み込むものが鋭利である、もしくは硬い場合、食道などの体の内部を傷つけ体内で出血する恐れがあります。
状況が深刻で胃の中にずっと残ったまま、腸のどこかでつまりを起こしたとなると、開腹手術せざる得ない場合もあります。ワンちゃんに麻酔をして手術をするのは精神的肉体的にも犬に負担です。手厚いペット保険に入っていなければペットの手術には多額の費用がかかります。
拾い食いをやめさせるには
リードで制御
リード短めに持って トイプードルが自由に好きな場所に行けないように制限します。草むらなどに入ろうとした時には「キュッ」とリードを引っ張り行動を制止します。
拾い食いをした瞬間にお菓子と交換する
リードコントロールをしてもトイプードルの動きは一瞬なので、拾い食いに成功してしまうこともあります。スピード勝負だと負けてしまいリードコントロールだけで拾い食いを完全シャットアウトするのは難しいです。
口にくわえた後に飲み込まず出させるようにしたいものです。とはいえ興味があって拾ったわけですから取られるのを嫌がり噛むこともあります。
噛まずに取り上げるためにお菓子と交換するようにします。とっておきの大好きなお菓子を準備します。
拾い食いをしそうなものがある道を通らない
散歩中に道の様子をよく見たりトイプードルの動きをよく観察しながら散歩します。愛犬の日頃の好みから興味を持ちそうなものが前方にあるならその道を通らないよう避けて散歩します。
道具を利用する
拾い食いを防止するための道具が販売されています。口輪やエリザベスカップ 、犬用マズルのアヒルの口です。
あまりつけている人がいないので、ちょっと恥ずかしいとつけるのを嫌がる飼い主さんもいますが、愛犬の誤食を防ぐには必要なことです。
色合いやユーモラスなデザインなど可愛らしいものがどんどん発売されています。
まとめ
今回は「こんなものまで食べちゃうの??トイプードルの拾い食いは誤食に注意」をご紹介しました。
トイプードルは自然界の中で生きてきた生き物です。生きるためには食料が必要であり食料は地面に落ちていることも多々ありました。その習性で落ちているものを拾って口に入れて確かめます。
特段しつけをしなければトイプードルは落ちている物を拾い食いするのが当然の生き物です。
とはいえ家の中や街の中にはトイプードルにとって飲み込んではいけないものがたくさん落ちているのも事実です。
うっかり体に有害な物を飲み込んでしまえば感染して嘔吐や下痢の他、内臓に傷がついて手術が必要になるかもしれません。
不要なトラブルを避けるためにもトイプードルが飲み込んでしまうものを近くに置かない工夫や、散歩中はリードを短めに持って拾い食いをしないようにリードすることも大切です。
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