最近、愛犬との時間があまり取れてないと
感じるんだけど・・・
犬も愛情不足でストレスを溜めたりするのかな?
犬も愛情不足を感じることはもちろんあるよ!
ストレスや愛情不足でサインを出しているはずだから
愛犬の行動をよく観察して欲しいな。
愛犬と生活をしている中で、仕事が忙しかったり、予定がつまっていたりすると、いつもより愛犬をかまってあげられる時間が少なくなってしまうこともありますよね。
また、自分がかまってあげているつもりでも、愛犬に愛情が伝わっていないこともあります。
そんな状況が続いていると、人間と同じように犬も寂しさやストレスを感じ、何らかの形でサインを出しているはずです。
いつもはしない行動や、イタズラ等も愛犬からのサインの可能性があります。
愛情不足のサインは犬それぞれ違ってきますが、それを見逃していると体調不良を起こす原因にもなるのです。
今回は愛情不足のサインを見逃さない為にも、愛情不足の時に現れる行動についてまとめました。
愛情不足のサイン
現在、家庭で飼育されている多くの犬たちが、飼い主さんの仕事等で、お留守番していることが多いと思います。
飼い主さんに悪気はなくても、意外と愛犬は寂しい気持ちになっているかもしれません。
寂しさを感じている愛犬がどんな行動をしているか知っていますか?
もしかしたら、愛犬が普段行っている行動は愛情不足のサインかもしれません。
手足や尻尾を舐め続ける、噛んでいる
手足や尻尾の毛が濡れていたり、ピンクや茶色に変わっていたりしませんか?
もし、そうなっていたら、愛犬が手足や尻尾を舐めたり、噛んだりしている可能性があります。
手足や尻尾を舐める行為は、執拗に同じ行為を繰り返す常同行動によって、不安な気持ちやストレスを解消しようとしているものです。
尻尾を追いかける行動もそのひとつ。
舐めることで炎症を起こすこともあり、中には噛むようになってしまい、脱毛や傷を作ってしまうこともあります。
時間がなくても、1日10分でもいいので、愛犬とコミュニケーションを取るようにしましょう。
お散歩やおもちゃで遊んだり、スキンシップを取ることが大切です。
完璧だったトイレを失敗するようになった
今まで失敗することのなかったトイレを、ある時から失敗するようになってしまった場合、飼い主さんの気を引こうとわざと失敗している可能性があります。
失敗した時に、飼い主さんが思わず慌てて騒ぎながら近づくことで、愛犬は自分に注目が集まっていると感じ、飼い主さんが叱っているつもりでも、愛犬にとっては声をかえてもらえたと感じてしまうのです。
片づける時は、騒いだり怒鳴ったりすることなく冷静に対処することが大切ですね。
物を壊す破壊行動
クッションや布団をボロボロにしたり、家具を噛んだり・・・
帰宅して呆然となったことを経験した方もいるかもしれませんね。
お留守番中に暇すぎて破壊行動をして遊ぶ子もいますが、今まで破壊行動をしてなかったのに、ある時から急に破壊行動を繰り返すようになった場合は、愛情不足のサインの可能性も。
留守番中ではなくても、わざと飼い主さんの目の前で飼い主さんが大切にしている物を咥えてみせたり、悪いと分かっていても必死で気を引こうとしてイタズラする子もいます。
この場合も叱ったり、追いかけ回したりすれば、愛犬は自分が注目されてる!かまってもらえた!と勘違いしてしまうでしょう。
普段からのスキンシップを大切にしつつ、愛犬をハウスさせるか別室に移してから片づけを行うようにすることをお勧めします。
下痢を繰り返す
拾い食いをした等、特に悪い物を食べた記憶もないのに、急にお腹の調子が悪くなり、度々下痢を繰り返す場合も愛情不足やストレスが原因の可能性があります。
もちろんこの場合は、他の病気が疑われることもあるので獣医さんへ相談し、検査をしてもらうことも必要です。
その上で、愛情不足が疑われる時は愛犬とのスキンシップを大切にしてコミュニケーションを取るようにしましょう。
上記で紹介したした以外にも、吠えることでストレス解消する犬、飼い主さんの行動を監視するように見続ける犬、仮病を使う犬まで存在します。
愛犬たちは、私たちが思っている以上に愛情に飢えているのかもしれません。
普段から愛犬との時間を大切にして寂しい思いをさせないようにしたいものです。
愛情不足で愛犬が起こした行動【体験談】
控えめな性格の愛犬が愛情不足になった理由
Aさんの家族は4頭の犬を飼育しており、ドッグスポーツをしたり、愛犬と旅行に行ったり、ドッグライフを楽しんでいる素敵な家族でした。
しかし、Aさんの愛犬の内1頭はいつも前足に包帯を巻いていたのです。
どうしたのか聞いてみたところ、前足を舐めすぎて皮膚が炎症を起こしてしまったと話してくれました。
「ストレスだと思うんだけど、舐めすぎて皮膚がただれてしまって・・・。病院でも相談したけど舐めさせないように包帯を巻いとくしかなくて。」
尻尾ビュンビュン降って、Aさんと楽しそうに遊んでいるのにストレス?とても不思議に感じました。
でも、実は包帯を巻いている子は控えめな性格でいつも他の犬に遠慮していたのです。
普段Aさんは共働きで、お留守番している愛犬達はAさんが帰ってくるとみんな待ってましたと大喜び。
しかし、控えめな愛犬はいつも遠慮してしまい他の犬たちに割って入ることが出来なかったのです。
本当はかまって欲しくても、一番にAさんに甘えることが出来ずにいたことでストレスが少しずつ溜まっていきました。
Aさんも愛情不足にならないよう全ての犬を平等に扱っているつもりだったのに、控えめな愛犬は寂しさから前足を舐めるようになっていったのです。
出来るだけ、控えめな愛犬に対しては1頭だけの時間を作り、遊んだり、お散歩したり工夫をしていると話していました。しかし、長い時間、前足を舐め続けていたので癖になってしまい、完全に治らない可能性もあると獣医さんから言われてしまったそうです。
Aさんは愛犬たちそれぞれにたくさんの愛情を持っている方ですが、それでも愛情不足になってしまうこともあるのだなと驚きました。
愛犬の性格によっては愛情不足に敏感なこともあるので、愛犬の性格も考慮して接していくことが大切なんだなと感じた出来事です。
引っ越しのストレスと寂しさからの体調不良
Bさんの愛犬は、とても明るく元気な女の子でした。
Bさんは仕事の都合で引っ越しをして、これまでの生活リズムが急に変わってしまったのですが、愛犬はマイペースに過ごしていたので、Bさんは愛犬のことはそれほど心配せずに仕事に打ち込んでいたそうです。
しかし1ヵ月ほど経った頃から、愛犬が度々お腹を壊すようになってしまいました。
また、ハウスの中の毛布もビリビリにしてしまったりイタズラが増えてきたのです。
しばらく様子を見ていましたが、お腹の調子は1週間ごとに良かったり悪かったりで、瘦せてきてしまったのも気になり、もしかして回虫でもいるのだろうか?と心配して獣医さんへ連れて行きました。
検便などの検査もしてもらいましたが、愛犬は何処も悪いところはありません。
獣医さんで何か変わったことがなかったか問われたBさん。
引っ越しをして生活環境が変わったこと、愛犬との時間が減ってしまったことが思い浮かびました。
Bさんの愛犬もマイペースに過ごしているように見えて、生活環境が変わったことのストレス、かまってもらえないことへの寂しさを感じていたのです。
下痢や、イタズラはその表れでした。
Bさん自身も新しい生活に一生懸命だったので、つい愛犬のことを疎かにしてしまったと反省をしたそうです。
徐々に愛犬との時間を取り戻していき、下痢は治まって一安心。
イタズラはたまにあるそうですが、改善はされていると話していました。
人間と同じように犬も生活環境の変化でストレスを感じることがあります。その中で、更にかまってもらう時間が少なくなれば愛情不足になりやいですね。
生活環境に何かしら変化がある時には、愛犬のことを後回しにせず、しっかり気にかけてあげたいと思いました。
まとめ
犬は愛情不足を感じると様々な行動でサインを出しています。
手足を舐めたり、尻尾を追いかける行動、わざと見せつけるようにイタズラしたり、トイレを失敗したりする行動、下痢もひとつのサインです。
普段の何気ない行動を観察することで、愛情不足やストレスのサインをいち早く見つけることが出来ると思います。その結果、問題行動が減るきっかけになるかもしれません。
サインを見逃さないことも大切ですが、毎日少しの時間でもいいので、愛犬とのコミュニケーションを取ることで愛情不足に繋がらないよう注意したいですね。
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