愛犬の無駄吠えが気になるの・・・。どんな理由で吠えているのかしら?
ご近所の事もあるし、無駄吠えのしつけ方も知りたいわ。
犬が吠えるのは、理由があるから吠えるんだよ!無駄吠えのしつけはしておいた方が、いざという時に苦労しなくて済むからね!
トイプードルなど犬の無駄吠えは、理由なく吠えていません。必ず理由/原因があって吠えます。
私達人間は、愛犬の吠え声から何を訴えているのか聞き取る事はできません。しかし、吠え声が聞き取れなくても行動やしぐさから何を訴えているのか感じ取れる事はできます。
今回は、愛犬の無駄吠えの理由やしつけ方を紹介します。
無駄吠えする理由
犬の無駄吠えは、以下の理由で吠える事が多いです。
警戒心が強い
犬は、警戒心が強く特に、トイプードルなどの小型犬は中型・大型犬より警戒心が強いと言われています。
訪問者や家の外を通る車や人に対して吠える事がありますが、相手を侵入者として認識して威嚇や番犬化し飼い主に「外に知らない人がいる」と知らせたくて吠えているようです。
私の所もチャイムが鳴るたびに必ず吠えていますね。チャイム音を一番低くしても感じ取るのか吠えてしまい、チャイムが鳴るたびに抱っこして落ち着かせています。
散歩の時にすれ違う人や犬に対して吠える子もいるでしょう。あれも、飼い主以外の人や他の犬が自分や飼い主に近づかない/ほしくないという思いから吠えているようです。
要求を伝えたい
愛犬が吠える理由に、おやつや散歩に行きたいなどの欲求を伝えようとしているからです。
飼い主がおやつを食べていたり、ご飯の用意をしていたりすると吠える事がありますよね。
あれは、「おやつ食べているの?ちょうだい!」「お腹すいた!ご飯頂戴!」と訴えているからです。
ご飯の度に催促の吠えは困りますが、それだけ食欲がありご飯を楽しみにしている証拠だと思っていいのかもしれませんね。食欲不振やご飯に対して興味がない方が逆に、心配になります。
ご飯の他に、散歩に連れて行ってほしい時に吠える事もあります。散歩の時間が決められている場合は、散歩の時間を覚えているので「散歩の時間だよ!行こうよ!」と散歩を促します。
私の所も散歩に時間は、決められていませんが「散歩」という言葉を発していないのに散歩の準備だけで察して「散歩行くの!?」の興奮しながら吠えます。
散歩の度に吠えられるのはたまに困りますが、散歩するだけなのに喜んでもらえるのは嬉しいですね。
あとは、飼い主が帰宅時に吠える事がありますが、「飼い主が帰ってきた!」という嬉しい気持ちから吠えるそうです。
私も帰宅するたびに愛犬が何回もクルクル回りながら吠えて出迎えてくれますが、帰宅しただけで喜んでくれるのは幸せ者だと感じています。
人間だと帰宅ごときで嬉しがる人は少ないですからね。
体調不良や不安を伝えたい
いつもの吠え方が違う時は、体調不良が関係している可能性があります。毎日愛犬の吠え声を聞いていると、いつもと吠え方が違うと分かるはずです。
愛犬は自身の体調を言葉にして伝えられないので、仕草や吠えることで伝えるしか方法がありません。
「ただの吠えているだけでしょ」と軽く受け止めていると体調が悪化し取り返しのつかない事になってしまう事もあり得ます。
吠え方がいつも違うと感じたら、病院に相談するなど行動しましょう。
また、一人での留守番やトラウマになる出来事を体験した事などにより不安や恐怖を感じてパニックを起こし吠えてしまう事があります。
一人で留守番と分かると、「家族と離れたくない!」という思いから「行かないで!」と吠えたり体が震えたりとパニックを起こしてしまいます。
人間もパニックを起こすと落ち着かなくなりますよね?それと同じです。愛犬を一人で留守番させる時は、頻繁にさせないようにするのがいいです。
仕事はしょうがないですが、休日の留守番は避け、どうしても外出する際は短時間で用事を済ませましょう。
認知症による認知機能低下
犬も人間と同じく、認知症を発症します。認知症の認知機能低下により昼夜逆転の生活や遠吠えなどと人間の認知症患者と似たような行動が現れます。
認知症によりわからずに吠えてしまっていますから「うるさい」と思わないでください。悪意を持って吠えているわけではないのですから。
無駄吠えのしつけ方
愛犬の無駄吠えの原因に適したしつけをすることで、無駄吠えをやめさせることができます。無駄吠えのしつけ方について紹介します。
警戒心を和らげる
警戒心による無駄吠えを改善するには、警戒する物・相手が自分の敵ではないと思ってもらうことです。
子犬の頃から家族以外の人や犬など社会と触れ合う機会がない/少なかった子は、警戒心が強いです。
そのため、知らない人や犬に対して警戒心を強く抱き吠えてしまいます。しかし、全ての犬が子犬の頃から社会経験を積ませられる事は難しいです。
悪質なブリーダーにより社会経験が出来ずにいる子や成犬になってから家族と出会う子もいるので、全ての犬に社会経験をさせるのは正直無理でしょう。
また、人間と同じく犬でも社会に溶け込むのが苦手な子もいます。社会経験をさせるのも大事ですが、無理に行うとストレスとなるのでその子の性格に合わせて無理におこなわないのも大事です。
成犬の子や性格の事も考えて、警戒心を和らげる方法は以下の通りです。
- 外を見せないようにカーテンで外を隠す
- 窓に防音シートを貼って人の気配を感じさせないようにする
- 訪問者が来た際は、「待て」「お座り」などをさせて落ち着かせる
- チャイム音を一番低く設定しておく
落ち着かせて吠えなくなったら褒める/おやつをあげる事で、「訪問者=静かにする=おやつ・褒めてもらえる」と認識し、無駄吠えもしなくなっていきます。
ただ、一回行っただけでは改善しないので、根気よく繰り返すことで訪問時の無駄吠えも改善されるでしょう。
要求に対して無視する
おやつや散歩の要求に対して吠える際は、無視するのが効果的です。要求吠えに応えてしまうと吠えれば叶えてもらうと認識してしまいます。
無視すると応えてくれるまで吠え続けますが、心を鬼にして無視を続けましょう。
災害時など事態が緊迫している時に要求吠えをしても、応えられない時もあるので要求吠えのしつけはしておいた方がいいです。
散歩の時間が決められている場合は、時間をずらすなど散歩に時間は飼い主の生活に合わせるのも効果的です。
無視や時間をずらすなどをすることで、吠えても応えてくれないと認識し吠えてくれるのが減っていくでしょう。
無視を続けることでトイプードルはいくら吠えても意味がないと理解できます。
理解できたときにトイプードルは吠えるのをやめます。
この方法はトイプードルに限らず犬のしつけの基本です。そもそもトイプードルは人間の言葉が分かりません。 何か行動して飼い主から褒められれば良いことだと理解し、逆に叱られる、または何も構ってもらえない(無視されれば)悪い事だと理解する生き物です。 トイプードルは何かしらの目的(要求)をもって吠えています。それにもかかわらず何も反応してくれないと、吠えても意味がないと気づきます。
犬にとって無視されるのはとても嫌なことです。犬は元来、群れで行動し主従関係の中で生きる生き物です。リーダーである飼い主から無視をされるのは辛いことです。だからこそ無視すると効果があるのです。
また無視をする際は終始一貫した態度で行います。吠えるのをやめさせるために無視をしているのに、かわいそうになりつい声をかけては意味がありません。
すごく気持ちはわかりますが一貫した行動をとらないとトイプードルは混乱してしまいます。吠えたことが悪いのか良いのかはっきりしないからです。
愛犬を吠えさせないために上記を徹底しましょう!
大きな音を立てる
どんな動物にも個体差があるので無視だけで治らないときがあります。人間も同じように授業を受けていても試験の点数に差がでますよね。
トイプードルも同様です。同じようにしつけたのに覚える子もいれば覚えない子もいます。ちなみにトイプードルは他の犬種に比べ、賢い犬なので覚えは早い方ではあります。
無視だけでは治らない場合、トイプードルに「吠えると嫌なことが起きる」と分かりやすい形で伝えます。
犬は大きな音や不快な音に対して敏感です。吠えた時に大きな音を出すと「この音は?」と確認しようといったん無駄吠えが収まります。
チャイム音や訪問者などに対して吠える事に対して、おやつなどでも改善されない場合の最終手段ですね。
具体的には
吠えた時にうるさい音がなる物をトイプードルの近くに投げます。
投げるものとしては空き缶を3、4個つなげたものなどです。投げられたときに大きな音が鳴ることがポイントです。トイプードルが嫌がる音がでれば何でもOKです。
投げるときに注意したいのはトイプードルに当たらない程度の場所に投げることです。
いたぶってお仕置きするのが目的ではないので犬に直接当たらないようにします。また飼い主が投げていることを絶対に見られないようにする。もし見られてしまうと飼い主が怖い存在だと認識してしまいます。目的は「吠えると嫌な音がするんだ、吠えると嫌なことが起きる」と理解させるためです。
飼い主が投げているところを見られてしまうと吠えること自体もやめるだろうが飼い主を怖がる犬になってしまいます。
この方法は、あくまで訪問客やチャイム音に対する無駄吠えを抑える方法です。無駄吠えをしていないのに、わざと大きな音を出す、大声(暴言)を発しながら大きな音を出す事はやめてください。
「大きな音・声=飼い主の声=怖い」と認識してしまい、飼い主に恐怖抱いてしまいます。そうなると、威嚇や吠えるなど飼い主を敵とみなしてしまいます。
無駄吠え関係なく、愛犬に暴言など愛犬が嫌がる事は絶対にしないでください。
まとめ
無駄吠えのしつけをすることで、愛犬との外出や旅行ができるようにもなります。「愛犬と旅行やドッグカフェなどに行きたいけど、無駄吠えがあるからいけない」とあきらめている方も多いでしょう。
無駄吠えに限らず、犬は何かを訴えようとするために吠えているだけで、理由なく吠えません。
愛犬の無駄吠えの理由を理解し、根気よくしつけするのは飼い主の役割なのではないでしょうか?確かにしつけをするのは大変です。
しつけをできない事を愛犬のせいにする方がいますが、原因は根気よく続けられない飼い主です。
飼い主が根気よくしつけを続ければ、愛犬も応えてくれます。しつけは飼い主のやる気次第ですね。
無駄吠えのしつけができていないと、災害時にペット用の避難所に入れません。数少ないですが、ペット可の避難所もあるそうです。
しかし、無駄吠えがあると他の犬も刺激を受けて感情が高ぶってしまう可能性もあり、避難所に入れない/出ていかなくてはならなくなる可能性もあります。
災害の事も考えて無駄吠えのしつけをしておいた方がいいです。無駄吠えのしつけで悩んでいる方は今回紹介した事を参考にしてみてください。
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