犬を飼うのって楽しそうでいいな。
僕も飼ってみたいって思うんだけど、
どんな心構えが必要なのかな。
犬のいる生活はとても楽しいけれど
楽しいことだけじゃないと思う。
後悔しない為に知っておかないといけない
こともあるよ!
犬と一緒に楽しそうに散歩したり、お出掛けしたりするのを目撃すると、「可愛いな、自分も犬を飼いたいな」と思うことがあるかもしれません。
確かに犬と生活するのは、賑やかで楽しく、生活に張りが出ます。
ですが、同時にお金がかかるし、しつけに苦労して、思い通りにいかずストレスを感じることさえあります。
やはり楽しいだけではなく、苦労することもたくさんあるのです。
今回は犬を飼うとは現実的にどうゆうことなのか、まとめてみました。
犬を手放す人と殺処分される犬
自ら望んで犬を飼うことに決めたのだから、犬を飼って後悔するはずがないと考える人も多いと思います。
しかし、現実には飼っていた犬を手放してしまう人も多くいます。
令和元年の記録を見ると、飼い主からの持ち込みや、所有者不明の犬で保健所に収容された頭数は32,555頭、返還や譲渡された犬を差し引き、殺処分された頭数は5,635頭になります。
環境省自然環境局HPより https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html
過去に比べると殺処分される犬の頭数は減っていますが、まだ人間の都合で殺されている犬や猫がいるのはとても悲しいことですね。
だからこそ、犬を飼って後悔することのないように犬を飼うことのメリットだけでなく、デメリットも知っておかなくてはなりません。
犬を飼うと後悔する理由
犬を飼うとこんなにかかる!?【お金のこと】
犬を1頭飼育するのにかかる費用はどれくらいか知っていますか?
想像以上にお金がかかって嫌になるという人も実はとても多いのです。
まずは必要なお金からチェックしてみましょう。
※紹介する費用は、生涯費用(10~15年生きた場合)400万円前後から年間にかかる費用を概算で出した金額です。
生体費用によってもかなり差が出ますが、犬を飼い始める初期費用も高額な費用が必要となります。
家でシャンプーする方もいますが、トリミングが必要な犬種は定期的なトリミングも必要です。
また、毎年ワクチンやフィラリア予防等は最低限必要な費用となります。
しつけ教室に通わせたり、ペット保険に入れば年間かかる費用は更に増えますね。
全ての犬たちが、これだけの費用がかかるとは限りませんが、逆に、大きな病気や怪我をした時にはもっとお金がかかる可能性も考えられます。
犬を飼うって本当にお金がかかるのです。
理想とは大違い!?【しつけが出来なかった】
トイレのしつけが出来なかった、吠えるようになってしまった、人を威嚇したり噛んだりするようになってしまった等々、思い通りにしつけが出来ず後悔してしまう人も多々存在します。
しつけが問題でご近所とのトラブルに発展してしまい、愛犬を手放す選択をする方も実際にいました。
基本的なしつけと言われるしつけ程、上手くできずに悩み、ストレスを抱えてしまうのです。
しつけに関しては、後悔しない為にしつけ教室に頼ってでも必死に取り組む必要がありますね。
憧れだったはずなのに?【お散歩が面倒】
楽しそうにお散歩している犬と飼い主さんたちを見ていいなぁと思っていたはずなのに、いざ犬を飼うとお散歩が大変に感じることもあるでしょう。
小型犬から大型犬まで散歩は健康の為にも必要ですが、特に運動量の必要な大きな犬を飼育すれば散歩が大きな負担になるのは予想が付きますね。
初めは一生懸命散歩をしていた飼い主さんも、面倒に感じてお散歩をしなくなってしまう話はよく聞きます。
ペットと暮らせる物件が見つからない【住居の問題】
賃貸であればペット可の場所を見つけなくてはなりません。
ペット可の住宅は増えてきているとはいえ、自分の条件に合った物件を探し出すのには苦労します。また、急な引っ越しで次もペット可を見つけられるかも問題です。
一軒家の持ち家の方であれば、愛犬を飼いやすいかもしれませんね。
ですが、犬を飼うということは室内が汚され、傷をつけられることも多々あることを肝に銘じなくてはなりません。
想像以上に家を破壊されたと後悔する人や、抜け毛問題に悩まされる方も実は多くいます。
犬と暮らすと旅行に行けない!【旅行やお出掛けが自由に出来ない】
ペットを飼い始めることで、自由に出かけるのが難しくなったという方もいました。
旅行に行けば、ペット可の旅行先を見つけるか、ペットホテルの利用を考えなくてはなりません。
旅費にプラスαでペットの費用がかかることをお忘れなく。
また、お出掛けするのにも罪悪感を持つことがあります。
仕事で普段はかまってあげることが出来ないから、休日ぐらいは愛犬と一緒に過ごそうと思っていたけど、本当は何処かにショッピング行きたいのに!とストレスに感じることも。
犬がいると夢が遠のく?【犬の存在が足枷に】
留学や転勤、恋人との同棲や結婚、妊娠や出産。
こういったライフイベントがあった時に、犬が原因で前に進めない可能性があります。
私の知人には、付き合った彼氏が犬アレルギーで、別れる原因になったという方がいます。
更に、転勤が決まったけれど大型犬を飼育していた為、転勤先の社宅に犬は連れていけないからと、転勤を断り会社を辞めることになった方もいました。
犬と暮らした時に、自分へ降りかかるまさかのリスクを考え、どう対応するか覚悟が必要ですね。
犬にも介護が必要?【犬の長寿問題】
介護問題は、最早、人間の世界だけの話ではなくなりました。
犬も長寿になったことで介護が必要になるケースが増えてきています。
犬の認知症もあり、それが原因の無駄吠えや、昼夜逆転等で人間の方が参ってしまうことも。
寝たきりの犬の介護や、歩行介助、排泄介助が必要になるケースもあります。
病気で高額な医療費が必要になることも少なくはありません。
何よりもお別れが辛い【ペットロス】
ペットが亡くなることによりペットロスになる方も増えています。
ペットロスになり、犬を飼ったことを後悔していると話している方もいました。
ただ亡くなることで、今までの楽しかった愛犬との日々まで否定するようなことはしないで欲しいと感じます。
犬を飼うということは、亡くなることをひっくるめて面倒を見続けることだと認識しなくてはなりません。
まとめ
犬を飼って後悔することをまとめてみましたが、いかがでしょうか?
犬を飼育している人であれば、確かにそうだなと感じることもあるでしょうし、犬をこれから飼おうとしている方は自信がなくなってしまうかもしれませんね。
しかし、犬を飼育する前に、知っておいて損のないことだと思います。
犬と生活するのは楽しくもありますが、責任も必要です。
もし、この記事を呼んでそこまでオーバーに考えなくてもと感じたり、逆に不安になったりしたのであれば、ちょっと犬を飼い始めるのは待って下さい。
不幸な犬を増やさない為に、私たちは犬を飼育する前に覚悟を持たなくてはなりません。
犬を飼育するのは命を預かるということです。 簡単な気持ちで飼うことのないよう、覚悟を持ってから、動物と暮らすことを考えてほしいと思います。
コメント